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2年生第8回目『古建築』見学会の報告

1月21日(土)は、家づくり学校2年生の最後の授業『古建築』で山梨に行ってきました。
『清白寺仏殿』『大善寺本堂』の二つ国宝をメインに、『恵林寺』『宮光園』の見学です。

まずは一つ目の国宝『清白寺仏殿』から。ブドウ畑の中に、ひっそりと佇む建築。
仏殿と言うより、住宅と言った親しみの持てるスケール感です。
禅宗様建築。方三間裳階付入母屋づくりで、屋根は檜皮葺。

今回の講師役を務めていただいた建築家仲間の山本先生から色々と説明いただく。
歴史的建造物を語れる歴史家は沢山いますが、
彼は、設計者目線で歴史的建造物を語れる貴重な存在です。

内部空間もじっくり堪能。
天井には鏡天井『龍』の墨絵が描かれており、梁、束、斗供と言った組物の造形が美しい。

足元のディテール。円柱と礎石の間には礎盤が入っている。上品で美しい。
その他にも桟唐戸や花頭窓なども美しい。

同敷地内には重要文化財にも指定されている『庫裡(くり)』があり、こちらも良かった。
庫裏は、僧侶の住居や寺務所のことです。

続いて『恵林寺(えりんじ)』へ。
四脚門(国重要文化財)や三門(県文化財)を有し、国指定名勝である庭園が素晴らし。
下の写真は、その三門です。

池泉回遊式庭園で、西芳寺や天竜寺の庭も手掛けた『夢窓 疎石(むそう そせき)』築庭。


次にもう一つの国宝『大善寺本堂』へ。
重厚な構えの山門(県指定文化財)を潜って、階段を上り進める。期待感が高まります。

姿を現した『大善寺本堂(薬師堂)』。檜皮葺の屋根が伸びやかで美しい。
内部は撮影禁止なので写真ありませんが、とても力強い内部空間です。


続いて甲州市近代産業遺産『宮光園(みやこうえん)』へ。
内部で、日本のワインづくりの歴史を学びました。
建物は、ワイン産業の先覚者・宮崎光太郎自邸の改築で、
1階はそのまま、2階は構造体のみ残し、洋風にアレンジしたものです。

宮光園を道路反対には、シャトー・メルシャンが位置します。
写真中央のブドウ畑スクエアを挟んで左手がワイン資料館、右手がワインミュージアム。
設計は、ワークショップ・木下道郎さん。
ワイン資料館でワインの勉強し、ワインミュージアムでワインの試飲をし、帰路に立つのでした。

これにて、家づくり学校全カリキュラムは終了です。皆さま、お疲れ様でした。
来年は益々、内容を充実させたカリキュラムを検討中です。お楽しみに!
(根來宏典)
# by iezukuri-school | 2012-01-27 15:24 | 報告 | Trackback | Comments(0)
1年生最終講義・設計監理とは
レポートが遅くなってしまいました。
家づくり学校、第三期、1年生の最終講義は「設計監理とは」というテーマで行われました。

講師は、本間副校長と赤沼先生です。

本間副校長からは、契約について、設計の進め方について、リスク管理について、
赤沼先生からは、図面について、実際の経験に基づいて解説頂きました。

これで1年生の授業は全て終了です。
1月28日(土)に修了式が行われます。
第四期もどうぞよろしくお願いします。お待ちしています。

BUILTLOGIC 石黒隆康














# by iezukuri-school | 2012-01-23 18:19 | 報告 | Trackback | Comments(0)
2年生第7回目『木材』見学会の報告

12月10日(土)は、家づくり学校2年生第7回目『木材』の授業で秩父に行ってきました。

初めに案内頂いたのは、日本のキコリ100人にも選ばれている上林さん。
山の手入れ、日本の山のお話しを伺い、実際に木の伐採の現場を見せていただきました。
木が倒れる瞬間は、圧巻です。

樹齢40年程の杉の木を倒して頂きました。切り株は、みずみずしい。

玉切りの様子。倒した木を4m毎に切り分けます。
製材の規格サイズが3.64mなので、この長さに切って市場に持ち込むのです。
簡単そうに見えるのですが、危険を伴う作業。名人芸だそうです。

上林さん曰く「木は捨てるところがない」とのこと。
伐採現場に行くと構造材に目が向けられがちですが、
枝や皮の部分なども使い道は沢山あるそうです。

キコリさんは山の恵みに感謝し、山を守っております。
車には、塩、酒、米を常備しているとか。
新しい場所の木を切る際は、四方祓をし、清めてから伐採に入るそうです。

続いて向かったのは『金子製材』。
金子さんからJAS認定の工場を案内して頂き、木材の品質のお話しを伺いました。
近年、木材が伐採されてから、家が完成するまでの時間が飛躍的に短くなっている。
これは林業機械やプレカットによるものですが、乾燥技術の発達が大きい。

木材のグレーディングの説明をする金子さん。
木材は乾燥工程が重要。その工程の後、含水率、ヤング係数(強度)を調べて表示。
秩父の木材の特徴は、見た目以上に強度が強いことだそうです。

続いて、飯能市にある『木楽里』に移動。
林業家の井上さんから西川材の生産、製材、流通、設計、施工にまつわるお話しを伺いました。
西川材とは、江戸時代「西の川から筏で送られてくる良質な木材」のことを言ったそうです。

木楽里は、西川材の杉やヒノキを材料とした木製品を自分で作ることができる工房。
井上さんは林業と同時に、木育に励んでおられます。子供に対しても、大人に対しても。
子供たちに、家にある木を調べてくるように宿題を出すと、
割り箸しかないお宅もあるそうです。特にマンション住まいだと。
木だと思っていたフローリングや家具が全てプリント物であったりとか・・・。

木という素材に触れぬまま育っている子供も多いようです。
林業の活性化には、頭で理解するのではなく、
子供の頃から本物の木と触れ合うことから始めなければなりません。

木楽里の隣に建っている興味そそる建築。明治26年に建てられたそうです。
1階は貯蔵場、2階は住居、3階は養蚕として使われていたそうです。
3方張り出しの木造建築は珍しい。

輸入材に頼っている林業ですが、国産材の需要を望むばかりです。
(根來宏典)
# by iezukuri-school | 2011-12-18 13:10 | 報告 | Trackback | Comments(0)
3年生 第4回(前・後編)「納まりのデザインを考える」
11月6日、家づくりギャラリーで第4回前編の講義が行われました。
講師の諸角敬さんは、イタリアのマンジャロッティ事務所で駅舎やコップ、イスなどのデザイン経験をお持ちです。


有名建築の設計にまつわるエピソードや時代背景、ミニクーパーの先進的設計や特急列車デザインの考え方まで幅広い事例を比較しながらの講義で、演習課題の開口部に限らずに納まりのデザインについて考察しました。


今回の課題は実在する住宅の開口部を消した図面や資料から、各自が考えた開口とディテール、照明計画の提案です、また資料をもとに各自自由な発想で設計の修正や提案も行います。

                                                             12月4日     3年生最終回の講義が、諸角さんの自邸を見学しながら行われました。


課題の実在する住宅は諸角邸でした、一度課題で考えてから実際の住宅や環境を観て肌で感じ取れた光や視界、雰囲気など・・・また様々な提案の講評は貴重な体験となりました。


3年生では設計提案などの演習を3週間ほどで仕上げなければならないのですが、皆さんよくガンバって提案していました。講義の最後に泉校長から来期の4年生コースの説明があり、その日のうちに10名の進級申し込みを提出して頂きました。来期の4年生コースへの期待の大きさを感じます。

3年生担当:赤沼修
# by iezukuri-school | 2011-12-08 15:07 | 報告 | Trackback | Comments(0)
「歴史から考える」
「家づくり学校」の1年生です。この日のテーマは「歴史から考える」です。
講師は山本成一郎先生です。

難しいテーマですが、構造の変化、技術発展の変化、法規制による変化、とテーマを定め、
お話し頂きました。
後半は、実例を紹介してもらいながらのお話しでしたが、たいへん興味深い内容でした。
古墳時代、平安時代、、といったテーマに沿ってデザインすること、
また伝統工法をどのように採用するか、、、、、。
曳き家の話や、建物再生の話など、盛りだくさんでした。
あまり接する機会のないお話しを聞けて、刺激を受けた一日となったのでした。

実際に経験された内容をお話しいただけたので、とてもリアルに感じることができたと思います。

BUILTLOGIC・石黒隆康
# by iezukuri-school | 2011-11-21 11:14 | 報告 | Trackback | Comments(0)
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