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第11期3年生 第8回目「リノベーション(後期)」

先日、3年生は最後の授業を終えました。
講師は引き続き、佐々木善樹さんによるリノベーション後期の授業です。

それぞれ考えたクライアントのテーマ設定を行い、それに沿ってリノベーション提案を行う。
リアルな夫婦のための案、趣味を生活に取り込んだもの、多数の案を練ってきた人、
様々な魅力的な案が発表され、それに対して、良い点、改善点などが話し合われました。
しかしながら、考えていることに対して、図面の表現が不足している人などもいて、
クライアントに提案するときには、もっと伝わる図面やスケッチを書くことの重要性を実感したのではないかと思います。

100Mを早く走ろうと思ったら、体を鍛えて、様々な練習をしなくてはならない。
イメージトレーニングだけでは速くならない。と言われたことがとても印象的でした。

3年生の皆様、一年間お疲れ様でした。
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# by iezukuri-school | 2020-01-16 14:38 | 3年の授業風景 | Comments(0)

11期1年生 第7回「外構から考える」

12月22日(日)は「外構から考える」の講義でした。講師は泉幸甫校長です。

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建物を建てる敷地のそもそもの成り立ちを調べる視点、微妙な高低差を読みこみ水害から建物を守るという視点、外と中の関係を段階的に繋げていく方法など。建物の周辺の様々な関係性、場面展開、空間の成り立ち、素材や植物、、、建物を取り巻くあらゆる環境を学ぶ講義でした。


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4時間みっちりの講義から、空気感や世界観がつくられていく様を感じられた気がしました。まだまだ学ぶことがたくさんあると痛感しつつも、皆さんワクワクする講義だったのではないでしょうか。


次回は2月2日になります。


小野育代/小野育代建築設計事務所




# by iezukuri-school | 2019-12-25 21:46 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第11期3年生 第7回目「リノベーション(前期)」

12月21日土曜日は、3年生第7回目「リノベーション(前期)」の講義です。
講師は、佐々木善樹建築研究室の佐々木善樹先生です。

座学での講義の前に、佐々木先生が手掛けられたリノベーション実例として
「Hotel OKUnoMA」を見学させていただきました。

Hotel OKUnoMA」 (←リンク先はHPです。)

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「コンバージョン(用途変更)」

佐々木先生がこのビルに出会ったときは「倉庫」という用途だったそう。
当初は、「事務所とご自宅」に用途変更して、
今回は、「ホテル」へと用途変更。
なぜ、ホテルにコンバージョンしたのか。どう、コンバージョンしていったのか。
目的、手法、工夫した点など、建物を見学させていただきながら、お話を伺いました。

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お昼は、Hotel OKUnoMA のこだわりメニュー、「一汁十菜」を頂きました。
佐々木先生と奥様がおいしい料理を運んできてくださいました。
素材の味を活かした、体に染みわたる優しい味でした。

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そして、工学院大学の教室へ移動して座学となります。

「住まい手は何を求めている?」
HotelOKUnoMAでの試みを筆頭に、今まで手掛けられたリノベーションの事例をご紹介頂きながら
リノベーションすることの意味についてご教授頂きました。
佐々木先生は常に問いかけます。「なぜ、リノベーションをするの?」
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そして、最後に課題発表。
「マンションリノベーションの可能性を考える」
スケルトンリフォームをした場合の提案をまとめてくるという課題です。
年明け二週間後という厳しいスケジュールですが、皆さん頑張ってください。


# by iezukuri-school | 2019-12-25 06:00 | 3年の授業風景

4年生特別授業「紀州材産地見学会」

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11月14日、15日、家づくり学校4年生の特別授業で紀州材産地見学会に行ってきました。飛行機の不具合により出発が遅れ、1時間近く遅れての到着。行程では山長商店さんの管理が行き届いた素晴らしい山林を見せてもらう予定だったのですが、断念。伐採現場からのスタートとなりました。こちらは皆伐の現場です。切り倒された木はワイヤー架線によって土場に運ばれるのですが、そもそも架線をどうやって張るのでしょう。。。一昔前は人が山肌を歩いて引っ張ったり、鉄砲で飛ばしていたそうですが、最近はドローンを使うようになったそうですよ。土場ではプロセッサ(ショベルカーの様な車体)が大活躍。木の枝払い、測尺、玉切を連続して行うことができる優れもの。スケールの大きな現場ゆえ、架線に吊り上げられた木は細く見えるのですが、近くで見ると柱として使うには十分な太さ。4寸角柱であれば、18~20㎝だと歩留まりが良いそうです。この辺りは良質なスギとヒノキの産地。こちらは山長さんが管理している伐採現場なので、切り倒された原木は山長さんの製材所にそのまま持ち込まれるのですが、一般的には原木市場に持ち込まれます。山の見学の後は、田熊貯木場に移動し、ランチタイム。丸太のテーブル、丸太のベンチに座って。
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貯木場を後にし、向かったのは製材所『伸栄木材』さん。こちらの写真は平角ツインバンド生産システムという加工ライン。従来の製材機の数倍の能力を備えています。材の中心には赤いレーザー光線、梁のワイドに合わせた緑色のレーザー光線に沿って丸太が削ぎ落されていきます。ツインバンドでは製材できない大径木や長物は、別の製材機を用いて人が付いて丁寧に製材。それにしても見事な材が製材されていました。ハイテクとアナログを併用した製材所といった所に好感が持てます。木材の品質には、乾燥工程が重要。こちらの製材所では、柱や梁は高温乾燥、枠や羽柄材などは中温乾燥を行っているとのこと。こちらは全国にまだまだ少ないJAS認定によるグレーディング(木材の含水率、強度を測定して表示)のできる製材所。強度測定には曲げ強度を計る方法と、打撃強度を計る方法があり、前者は手間が掛かり、後者は量産向き。ここの工場では前者を採用。
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伸栄木材さんの後は『田辺市立新庄小学校』に向かいました。平成28年度に完成した紀州材をふんだんに使った学校事例の見学です。構造設計者は、家づくり学校1年生の授業にゲスト講師としてお招きしている山田憲明先生。当初はRC造の校舎を耐震改修をする計画だったそうですが、紀州材の産地である地元からの強い要望、寄付金があり、木造校舎が実現したそうです。長い歴史を有する学校で、昭和21年の南海地震においては津波の被害に遭われ、高台移転された学校。様々な思いに耳を傾けてきました。
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一日目、最後に向かったのは紀州奥白浜椿温泉にある『海椿葉山』。海を見下ろす岸壁に建つ客室数6室の小さな宿。その日の夜の宿泊先です。海に夕日が沈むタイミングで伺うことができました。紀州材が使われ、大阪の建築家・竹原義二先生が20年前に手掛けられた建物。その竹原先生に来てもらい、講演をしてもらうという特別企画。テーマは「木造屋根架構の可能性」。竹原先生がこれまで手掛けて来られた独創的な木組みの事例を通して、その試みを乗り越える技術と思想をご教示いただきました。また「この建物が古びないのは、屋根が大切、商業建築ではないこと」と言うことにも強く共感し、信念をもって邁進する勇気を頂いた次第です。建物オーナーも、竹原先生に設計をお願いして、本当に良かったと笑顔が溢れておりました。今回の見学会では、泉幸甫校長も参加。竹原先生とは旧知の中。共鳴するお二人の世界観にすっかり魅了された面々でした。
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2日目、紀伊半島の美しい海辺の景色を見ながら南下、向かったのは『かつら木材商店』さん。和歌山県は、スギとヒノキが採れる紀州材の産地なのですが、南の方は、特に良質なヒノキの山々が広がっています。かつら木材さんは、そんなヒノキを取り扱い、関西エリアを商圏としています。製材所に積み上げられた見事なヒノキの丸太。構造材に使われる材も良質なのですが、特に良質なものは枠材や式台などの板ものに使われます。積み上げられた材を見て、使い方を想像すると、ワクワクが止まりません。ここでも乾燥には気を配っています。乾燥させる燃料は、木の皮を活用したバイオマス。木は捨てるところがないと言います。こちらもJAS認定によるグレーディングのできる製材所。製材所だけでなく、プレカット工場も持っています。きめ細かな対応ができる工場と、量産型住宅向けの大きな工場。見学させて頂いたのは後者。高速道路の橋桁を作っていた鉄工所の跡地を活用。幅40m×奥行き184mの工場は、圧巻のスケールでした。
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かつら木材商店さんのある西牟婁郡すさみ町から、田辺市に戻ってランチタイム。訪れたのは『秋津野クラインガルテン』。都市と農村の交流を目指したグリーンツーリズムの施設であり、田辺市立上秋津小学校の古い木造校舎を活用したもの。校庭内には植えられた樹木の外構が美しい。地元のお母さま方がつくるスローフードバイキング料理を、木影に座って戴きました。そんな農家レストランの他に、農のある宿舎、手づくりスィーツ工房、さらにはICT(情報通信技術)オフィスも入った交流施設です。古い校舎の活用と地域活性化の事例として、興味深い場所でありました。
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続いて向かったのは『紀州梅の里なかた』。中田食品さんが展開する梅干しの直営売店です。お土産の購入ということもあるのですが、ここでも紀州材がふんだんに使われ、そんな木造建築を見学してきました。
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二日目、午後から向かったのは『山長商店』さん。到着するなり目に飛び込んでくる見事な製材たち。貯木場から運ばれた丸太は、皮を剥き、製材され、高温蒸気減圧乾燥させていきます。設備は導入するだけでなく、使いこなすことが大事。工場には目利きがいて、一本一本異なる木材の個性を選別し、適材適所に振り分けながら自然乾燥(養生)。乾燥後はモルダー(四面鉋盤)仕上げ。職人さんが一本一本割れや反りなどの不具合を検品していくそうです。そしてマイクロ波含水率測定器と動的ヤング係数測定器を使ってグレーディングを行い、出荷。プレカットに関しては大工さんを二人配備し、機械ではできない加工も、手刻みで小回り良く対応してくれます。山長さんの特徴は、植林、森林育成、伐採、製材、強度検査、プレカットを一貫体制で行い、首都圏の工務店への供給体制が整っていること。この林産地と都市とを結ぶ生産・流通システムは先進的であり、その功績は大きい。このシステムの構築には、様々な苦難の痕跡があるはず。そんな質問を榎本会長にぶつけてみました。田辺湾に輸入丸太が浮かぶ時代に始まり、やがて製材済みの木材が輸入、地元の製材業者は次々に廃業していったそうです。そんな中で活路を見出し、乗り越えて行く道程のお話には、感銘を受けました。木材に関する産地見学会ではありますが、榎本会長の人間力に習うことも大きい時間となりました。顔の見える人間関係って大切だと思います。
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最後に訪れたのは『南方熊楠顕彰館』。熊楠(1867-1941)は、世界の植物学、民俗学に大きな功績を残した人物ですね。建物は、紀州材がふんだんに使われています。顕彰館に隣接して、熊楠が亡くなる前の25年間過ごした旧邸(登録有形文化財)が建っています。400坪の敷地に建つ旧武家屋敷であり、南方植物研究所という熊楠の研究拠点。田辺市中屋敷町にあるのですが、瓦、煉瓦、石を積んだ美しい塀の残る街並みでありました。

紀州材は色艶・目合が良く、強度も優れており、さらには製材や乾燥の技術が高く、首都圏への流通が整っていることが特徴。以上、まちと山を繋ぐ林産地、紀州材産地見学会のレポートはお終いです。

根來宏典/根來宏典建築研究所






# by iezukuri-school | 2019-12-23 17:35 | 4年の授業風景 | Comments(0)

第11期2年生 第7回目「板金」

2年生7回目の講義は「板金」です。
引率講師は家づくりの会の福田建築設計事務所 福田隆一先生
特別講師として板金職人の新井勇司さんをお迎えしました。
会場はタニタハウジングウェアさんにご協力頂きました。
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まずは新井さんから座学として板金の基礎について講義頂きました。
板金をどのようにすれば美しく納められるか長年試行錯誤し、導き出された納まりのポイントなどを解説頂きました。
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板金の標準的な納まりの資料はありますが、私たち意匠設計者と同じ目線で美しく納める事を解説した資料は恐らくありません。
「新井流納まり講座」は非常に貴重な講義でした。

次に実際に鉄板に鋏を入れたり、鉄板を叩いて折ってみたり実技体験を行いました。
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0.4mmと0.35mmのガルバリウム鋼板やステンレス鋼板の厚さと堅さの違いなど
実際素材に触る事で数字がリアルな物になりました。今後私たちが書く図面も違って来るのではないかと思います。

そして、今回タニタさんが導入したばかりの人口降雨装置を使って、軒先寸法の違いによる雨の流れの変化を実験しました。
解説はタニタハウジングウェアの飯島さん。
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人工降雨装置では水を空中で粒にするのが中々難しいそうです。この注射針の様な先から水を噴霧して実際の雨に近い雨粒を再現しています。
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水切りの大きさにより外壁への雨掛りがどのように変化するのか実験しました。
板金の寸法や折り方などで水の流れが違うことを目の前で見る事ができ非常に貴重な体験となりました。

講習後はそのまま会場をお借りして懇親会となりました。
懇親会からは谷田社長も参加頂き、活発な意見交換の場になりました。
特にガルバリウムという素材の可能性と課題についての議論は盛り上がりました。
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新井さんの手を拝見。分厚い「鋏タコ」が出来ていて、まさに「職人の手」でした。
今回の板金が年内最後の講義。
来年は瓦の講義として群馬県に訪問します。





# by iezukuri-school | 2019-12-23 15:42 | 2年の授業風景 | Comments(0)


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