家づくり学校第7回「構造から考える」

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11月23日、勤労感謝の日に
家づくり学校の第7回目「構造から考える」が行われました。
今回は、メイン講師として安井正氏が総論を担当し
続いて、半田雅俊氏と藤原昭夫氏の両名の実践編のお話が聞けるという
大変内容の充実した講義となりました。

安井正氏よりは、構造をプランニングやデザインに合わせてどう考えていったら良いのか
バックミンスター・フラーとクリストファー・アレグザンダーの引用から語られました。

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半田雅俊氏からは、
氏が今まで手がけてきた住宅を「構造(工法)の合理化」という側面からきれいに整理して解説され、その延長線上にある「木造ドミノ」の考え方が話されました。

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藤原昭夫氏からは、独自の集成材金物による「FM工法」の開発のプロセスが興味深く語られました。
「FM工法」とは集成材による壁パネル工法です。

安井氏の総論と半田、藤原両氏の実践のお話が対照的でした。

もちろん、その後の懇親会は、いつもながらの建築談義で盛り上がり、質実両面で大変充実した講座となりました。



まだ、公式発表ではありませんが、来年も家づくり学校を開校しようと、運営スタッフでその夜、話し合われたことだけお伝えしておきましょう。どうやら、座学を中心とした今期のようなクラスと演習や見学会を中心としたクラスがあらたにもうけられるようです。ご期待ください。

(古川泰司 記)
by iezukuri-school | 2009-11-26 17:07 | 報告 | Comments(1)
Commented by 泉幸甫 at 2009-11-27 15:25 x
先日の「構造」は面白かったですね。
家づくりの会の会員にも聞かせたかったような内容でした。
建築家として生きていくためには、あのような何らかのテーマを持ち、人にできないような、独自のものを生み出していく必要があります。
これを伝えたかったのが、家づくり学校を始めたきっかけの一つなので、大変良かったと思います。
2番煎じはダメ、何かをみなさんも探してください。

ところで、この上げ潮に乗り来年はさらに講座を拡大したいと思っています。
古川さんが書いてたように、演習と書見学を中心としたクラスも作ろうと思っています。
これも家づくりの会でしかできたい講座になると思います。
まだ詳細は決まっていませんが、決まり次第ご報告します。


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