3年生第5回「工法から考える」

家づくり学校第4期3年生の第5回講義「工法から考える」が10月21日(日)に行われました。

今回から2回に渡り、藤原昭夫先生から工法についての講義が行われます。
場所は家づくりの会事務局です。

藤原先生は、東日本大震災における被災者のための仮設住宅を岩手県山田町と宮古市でつくられました。これらは自ら考案した新しい工法でつくられています。
このように、既成のものを使わないで自ら考案したものが実際に採択され、そこから実現させるということは簡単なことではありません。

今回の講義では、新しい工法を考え出すことになった経緯を踏まえ、多くの変化を経て、今の仮設住宅に至るまでの数多くの事例を紹介していただきました。

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新しい工法を考えることになった最初のきっかけは依頼者からの要請であり、既存の方法では選択肢が見当たらなかったので、という事でしたが、ここで「作り方(工法)」から始めようというスタンスはなかなか真似できるものではありません。
試行錯誤を繰り返す中で改めて考えさせられたことが、日本における建築のサイクルが短いことであり、それらが解体され廃棄処分されている現実だったそうです。
そこから、建てられた建築を解体し再利用するための有効な手段を、木造において実現しようと考えられました。さらには、CO2の固定とその延長にある環境の維持のために林業を活性化することまで。

これまで考案されてきた新しい工法による建築や仮設住宅を通して、社会へ提案し続ける藤原さんのお話しは、建築、社会に対しての姿勢を強く私たちに問いかけられているように感じました。


(有)宮野人至建築設計事務所  宮野人至
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by iezukuri-school | 2012-10-28 10:26 | Comments(0)


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