特別構造ゼミ 第2回目
特別構造ゼミ第2回目の講義には、各自課題として出題された住宅の軸組模型を作ってくることが宿題となっていました。机に全員模型を並べ、馬場淳一先生、櫻井俊介先生(山辺構造設計事務所)と泉幸甫校長に1つ1つの模型について講評して頂きました。

同じ平面・断面を見て軸組模型をつくったものの、同じものは一つとしてありません。設計者としてどういう空間をつくりたいのかを決めた上で、その空間を実現させるにはどのような軸組を組めばよいのか検討していきます。各自で考え方は違うので、軸組の組み方もそれぞれ違ってきます。
それぞれの考え方に基づいてつくってきた模型が構造として成り立っているのか、今回は外周面と屋根面について検討していきました。
柱と梁はどちらを勝たせた方がよいのか、屋根面を支える梁はどの方向に掛けた方がよいのか、スパンは、梁のサイズはどれくらいなら適切なのか。力はどのように伝わっていくのかをイメージしながら確認していきます。模型に印をつけながら、時には模型にハサミを入れながら、1つ1つ皆さんと確認しながらの授業となりました。


自分の作った模型だけでなく、他の受講生の模型の解説を聞くことも大変勉強になったことと思います。次回以降も講評頂いた内容をブラッシュアップしながら、細部の検討を進めていきます。最近は2階建ての住宅でも構造設計事務所に構造設計を依頼することも多いですが、意匠設計者も構造を十分理解していれば空間をイメージする時により柔軟な発想ができるはず。柔軟な発想を手に入れるためにも次回以降もより深く学んでいくことができればと思います。
工藤夕佳/mokki設計室

それぞれの考え方に基づいてつくってきた模型が構造として成り立っているのか、今回は外周面と屋根面について検討していきました。
柱と梁はどちらを勝たせた方がよいのか、屋根面を支える梁はどの方向に掛けた方がよいのか、スパンは、梁のサイズはどれくらいなら適切なのか。力はどのように伝わっていくのかをイメージしながら確認していきます。模型に印をつけながら、時には模型にハサミを入れながら、1つ1つ皆さんと確認しながらの授業となりました。


工藤夕佳/mokki設計室
by iezukuri-school
| 2018-06-04 13:13
| 特別構造ゼミの授業風景
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