第13期2年生 第6回目「板金」
13期第6回「板金」の講義が開催されました。
今年も(株)タニタハウジングウェア様を会場として使用させていただき、講師は(有)新井建築板金の新井さん親子と泉幸甫校長です。
昨年はコロナウィルスの蔓延により2年生が開講できなかったため、2年ぶりの開催です。

前半の新井さんによる座学では、板金の素材(銅板やステンレス、ガルバリウム鋼板など)のこと、葺き方や勾配のことなど、基本的なことを一通り学び、新井さんの過去の実作を苦労話を交えながら見せていただきました。
新井さんは名だたる建築家設計の難しい仕事をたくさん施工されています。
難しい仕事をいかに雨漏りせずにいかに美しく納めるか、とても楽しそうにお話ししてくださいました。

講義の後半は実験・体験編です。
雨樋のタニタさんの優秀な降雨実験装置(「フラセール)と言うのだそう)を使用して、新井さんが準備してくださった平葺きの屋根を勾配を変えて(許容値の勾配と緩勾配)漏水実験をしました。

施工体験では、4つのグループに分かれて、「竪ハゼ葺きの屋根を実際に施工してみる」という体験でした。

(板金屋さんも通常あまり持っていないという秘密道具ローラーハゼ締め機)
受講生皆さん、新井先生の見本や仲間の手つきを真剣なまなざしで見て、そして実際に手を動かして、板金施工の奥深さや難しさ、苦労を肌で感じたのではないでしょうか。
施工体験では、泉校長がとても楽しそうにそして真剣に工具を使って屋根を葺いている姿が印象的でした。


最後にタニタさんの商品展示スペースをご案内いただきました。
よい商品を知っていることは設計する上で武器になります。
また、材料や施工についてよく知り体験することにより、よりよい設計につながっていくことでしょう。
次回は古川先生による木材の講義です。
お楽しみに。
島村香子/島村香子建築設計室
by iezukuri-school
| 2022-01-28 18:26
| 2年の授業風景
|
Comments(2)
設計を手掛ける方たちと建築板金業との交流や模擬屋根での体験
とても良い時間を過ごすことができました
建築家の木造化が進む中、雨仕舞い・建築板金の役割はますます大切になってくると思います
今後も皆さんのお力になれるよう邁進してまいります
とても良い時間を過ごすことができました
建築家の木造化が進む中、雨仕舞い・建築板金の役割はますます大切になってくると思います
今後も皆さんのお力になれるよう邁進してまいります
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雨のみち様
コメントありがとうございます。
気づくのが遅くなり申し訳ありません!
日本の住宅デザインは雨を攻略することが大変重要な要素だと思います。
今後もよりよいデザイン、機能の追及をお願いします。
そして今後とも家づくり学校をよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
気づくのが遅くなり申し訳ありません!
日本の住宅デザインは雨を攻略することが大変重要な要素だと思います。
今後もよりよいデザイン、機能の追及をお願いします。
そして今後とも家づくり学校をよろしくお願いいたします。
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