第6回は「左官」の授業です。



講師は泉校長、小野育代さん、そしてゲストに左官職人古川元章さんです。

30cmの小さなパレットですが、受講生に「左官」を体験をしてもらうという回です。

「掻き落とし」と「磨き」の二種類をつくります。

まずは、講師の古川さん、場所を貸してもらう富沢建材社長のご紹介から。
古川はさんは京都で伝統的な左官の修行をされてきた方です。

富沢さんは左官の建材を専門に扱う会社で、こういった左官のワークショップなども積極的に関わられています。

左官の仕事を守る縁の下の力持ちという方です。

家づくり学校も左官の授業は初回からこちらでやらせていただいています。

「掻き落とし」とは何か、「磨き」とはどのようなものか？

古川さんの塗られた見本を見せていただきます。

どのような骨材をいれ、どのようなものでどのように掻いて作ったのか？
説明を受けます。

最初は掻き落としです。
古川さんに用意していただいた藁や砂を混ぜ、
受講生には入れるオリジナルな骨材を持ってきてもらうことになっています。

貝、蓄光石、タイル、ガラス、王冠などをいれています。

二枚目の磨き、古川さんからどのように作業をするのかを見て教わります。

早く作業が終わった人から、校長の「バックヤードツアー」です。

富沢建材さんの材料置き場に積まれた材料をどこに使うどんな土かなどを教えてもらいます。

名だたる左官職人の塗り壁サンプルも展示されています。

皆さんが作業したものを並べて、古川さんが表彰してくれます。

今年は「黄色と青の磨き」「どんぐりかき落とし」が古川賞です。


そして懇親会は
古川さんのアトリエで。

1階は仕事道具を収納する倉庫です。

たくさんの道具がきちんと収納されています。

2階はリビング、3階は左官のショールームです。

どこもかしこも手の込んだ本物の左官仕上げです。

ずらりと並んだコテを眺めながら、懇親会となりました。

左官に魅了された1日となりました。

伊澤計画／伊澤淳子