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カテゴリ:1年の授業風景( 42 )

第8期 1年生第4回 「歴史から考える」

第8期1年生の4回目の授業レポートです。
9月25日(日)、「歴史から考える」。山本成一郎先生の講義が行われました。

 大陸から伝来した掘立柱による原始的な構造様式、礎石に柱を載せる法隆寺などに見る形式の登場、平等院などの寝殿造り、平安から鎌倉にかけての仏教建築の変遷、室町から江戸初期にかけて完成を見る書院や草庵建築などの構造様式などなど、古代から歴史を遡り、木造建築を構造、素材、文化の側面から詳しく解説されました。また木組が発展したのは釘などの金物が高価だったことが大きな要因であるなど、興味深い話しも聞けました。
 温故知新。歴史を学ぶことは未来に対する洞察力を磨くことなんだな〜と、改めて思った4時間でした。
                                                                                                          佐々木善樹/佐々木善樹建築研究室
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by iezukuri-school | 2016-10-03 12:53 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第8期 1年生第3回 「素材」

第8期1年生の3回目の授業レポートです。
7月24日(日)、「素材」について。講師は安井正先生と古川泰司先生です。

 安井先生は自らの設計事例をもとに設計意図を空間化する手法の一つとしての「素材の大切さ」についてお話されました。「素材を考えることは表現を考えること!!!」・・・納得です。また「機能」「構造」「美」という建築の持つ基本概念に「時間」という新たな軸を通すことを「古材」を使うことで表現する方法について、自らの作例を通じて説明されました。

 古川先生は「木材」に的を絞り、林業から始まる木材の流通、木の物性を理解することが木造住宅設計の基本であることをその深い知識から解かれました。また一人の建築家として大資本による生産システムに頼らない家づくりが大切であること、そのためには建築家が木材生産者側へ寄ってゆくことの意味が大きいことをお話されました。
 大変に勉強になりました。。。  佐々木善樹/佐々木善樹建築研究室
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by iezukuri-school | 2016-07-25 21:54 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第8期 1年生 第2回「構法から考える」

第2回の講義は「構法から考える」諸角敬先生と構造家の山田憲明先生です。
今回は場所を移して目白の自由学園明日館へ。
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建築をなりたたせる、用途・気候・地域性・素材・コスト・・・
そういった要素を吟味すること、バランスをとること、、、
知力を積み重ねて出来上がっていく「建築」というものを感じる講義でした。


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↑建築家が構造家にとあるプロジェクトを依頼し打合せをしたら・・・
という場面。建築家と構造家の関係が垣間見える、珍しい講義場面ですね。

講義のあとは3年生主催の新入生歓迎会、先生方に熱心に質問したり、
先輩の家づくり学校経験談を聞いたり、そして爆笑の渦もあり、、、面白い会でした。
幹事のみなさま、お疲れさまでした!


*次回は7/24(日)「素材から考える」講師は、古川泰司先生、安井正先生です。
  すでに事前ミーティング済み、今から楽しみです!

小野育代/小野育代建築設計事務所
by iezukuri-school | 2016-06-27 09:45 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第8期 1年生 第1回「住宅設計とは」

5/29(日)、家づくり学校1年生コースがスタートしました。
第1回目の講義は「住宅設計とは」、講師は泉幸甫先生と本間至先生。
限られた時間のなか、多くのことをグッと凝縮して伝えて頂きました。

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難しい内容もあったかもしれませんが、
建築家の情熱や設計の奥深さを感じられたと思います。

次回は6/26(日)「構法から考える」講師は諸角敬先生、構造家の山田憲明先生です。
こちらも非常に興味深いお話が聞けますので、楽しみにして下さい!


小野育代/小野育代建築設計事務所


*6/26(日)の講義は工学院を離れて、目白にある「自由学園明日館(設計:フランク・ロイド・ライト)」になります。
*また講義後は、3年生主催で新入生歓迎会を行います、申込をお忘れなく!
by iezukuri-school | 2016-05-31 14:25 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第8回 「生き残るためには」

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1月31日 日曜日。 8回目の1年生、最後の授業がはじまりました。

泉幸甫校長先生、藤原昭夫先生、赤沼修先生、丹羽修先生、4方のお話しです。
「生き残るためには」。 すごい授業となりました。

「ローンが70万円しかおりなかった・・」 「着手金が仕事始めの目安・・」 「リンゴ(!?)を売るのに警察署廻りをした・・」 「4帖半のこたつの上が仕事場だった・・」 普段はお聞きできないお話しのオンパレードです。

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丹羽修先生。40代の最も若い世代なので、いちばん生徒に近い存在です。無力だっだ頃のご自分を 正面から見つめ続けてきて、できる事を精一杯やってきた。そして、これからも。という事をお話し頂きました。

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赤沼修先生。4年前のアンケートから見る住宅作家の働き方を題材にとられ、現在との比較をされながら、設計事務所のお金や、働き方など、生徒のみなさんが 最も興味があるであろうことを、お話し頂きました。

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藤原昭夫先生。食べられない時代の衝撃的なお話しから始まり、自分は何を目指すか。というものとの出会い。そして、それを受けての独創の活動の数々をお話し頂きました。「必要とされるものを提供するのだ。それのみだ。」というお話しがとても印象に残りました。

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そして、最後に泉幸甫校長先生。 自分は何をなすべきか。自分をかたち創ってきた、先生や、本、仲間との出会いを 面白おかしく。そして、お金の話をする時は、勇気をもって言え!と、お話し頂きました。なかなか言えないんですよね・・・
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そして・・・今後のミライの話しを。ハイブリッドな生き方を考えよ。積み重ねてきたものを、さらに磨けば、その先に、なにかの縁があるかも しれない。という愛のあるお話しで おわりです。 お腹がいっぱいです。

そして、先生方。1年間、ありがとうございました。お手伝いをして、教える側の、先生方の下準備の様子も、ほんのすこしですが、垣間見せていただき、その準備の時間が、膨大であることに、足が止まる思いでした。 それでは、1年生の皆さん、2年生でお会いしましょう!

写真は村田淳先生から拝借させていただきました。
来期の家づくり学校は5月からです。


丸石隆行/tech to hook 丸石隆行一級建築士事務所
by iezukuri-school | 2016-02-03 21:18 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第7回 「住まいの移り変わり」

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12月20日(日)、1年生第7回「住まいの移り変わり」の講義がありました。
家づくり学校では初めてのテーマで、講師は半田雅俊先生です。
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講義は3部構成。
まずは、建築は写真などで見るだけではなく、「体験する」ことが大切だということを、ご自身の経験を重ねて語られます。
小さい頃の家の記憶に始まり、アールトの建物に身を置いて図面からは読み取れない空間の素晴らしさを感じたこと。
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遠藤楽建築創作所で担当した住宅の話。
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タリアセンに留学したこと。
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ジョンソン・ワックス本社ビルの柱の配筋方法が生まれた経緯など。
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半田先生は今でも新しいもの、より良いものを目指して試行錯誤を実践されていますが、その姿勢は若い頃から続いているのですね。
「運は誰にも平等に存在するもの。だから自分でアンテナを張っておくことが大事」と、受講生を鼓舞するように言われていたのが印象的でした。

続いて、フランク・ロイド・ライトとその影響のお話。
下の写真はゴッホの絵ですが、日本が海外の美術や建築に与えた影響や、建築家の作品が他の建築家や社会背景の影響を受けて変化していくこと。
その歴史は私たちにもつながっていることをお話されました。
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最後は日本に舞台が移ります。
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窓ガラスの普及や薪炭革命、大震災、戦争、貸家から分譲へ・・・建築を取り巻く社会的状況の変化が、住宅のあり方を変化させたこと。
なかでも、設備の変化は生活スタイルを激変させています。
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その他にも、住まいをつくることと環境の話や、建築の本質は空間にこそあること、先輩たちに学ぶことの大切さなどを熱く語られ、少し時間が足りないほどでした。
ここでもすべてをご紹介できません。
建築史をメインテーマにした講義でしたが、受講生を含む私たち後輩へのエールが半田先生の伝えたいことだったのかもしれませんね。

今年の講義はこれでおしまい。
来年1月はいよいよ最終講義です。

村田淳/村田淳建築研究室
by iezukuri-school | 2015-12-21 15:15 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第6回 「住宅医として」

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11月29日 日曜日 6回目の1年生の授業がはじまりました。
今日は、田中ナオミ先生の「住宅医として。」 リフォームに、プロの設計者がどうかかわっていくべきか。というお話しです。  住宅医とは、建物を身体に例えたなら、患者さんに、ヒアリングし、診断し、治療する。住宅のお医者さんです。  田中ナオミ先生は、個々人のやり方で診断しないで、体系的に、指針となる枠組みをきちんと作って、それに沿って 診断、治療をしよう。という活動をされてこられました。
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事前調査をし、詳細調査を経て、すまいの診断レポートという診断結果をお客さまにご提示します。
すまいの診断レポートという診断結果は、始まり。スタートであって、どう治療し、喜んでいただくか。
それが個々の建築家の力量を問われることだ。わたしたちは、立ち位置を確立しなければならない。
という田中ナオミ先生のお話しにグッと注目が集まります。
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授業の後半は、田中ナオミ先生が 実際に手がけれれた、現場の進行の様子をお話しいただきました。
制約だらけの中で、税制や補助金なども考慮し、まとめていくことは、やはり、建築のプロが手掛けないと、
いけない。必要だ。と思いました。建築だけでなく、社会制度まで知っていないといけない。現場の不測の
状況にも対応しないといけない。タフなゼネラリストたるべき。そのようなお話しも出ました。
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人口がだんだん減っていき、新築住宅数が減っていくのが明らかな中、リフォームをして住み継いで行く。
ということに、国の政策もカジを切りつつあります。 そんな中で、自信を持って、リフォームを提案できるようにがんばっていこう!というメッセージを あますことなく、たくさん、たくさん 頂きました。

写真は村田先生からいただきました。
丸石隆行/tech to hook 丸石隆行一級建築士事務所
by iezukuri-school | 2015-12-01 16:20 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第5回 「環境から考える」

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10月25日(日) 1年生第5回「環境から考える」の講義がありました。
講師は 半田雅俊先生 と 設備家の山田浩幸先生 です。
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山田先生は設備の専門家なのですが、ユニークなのは、「いかに設備機械に頼らずに計画できるか」という視点をお持ちのところです。
大切なのは建築計画で、自分はその手助けをするんだ、と仰っていました。

講義は、温度・湿度・気流・放射など快適さの指標や、通風や採光の取り方、そのための開口部の計画、また日射しの切り方など建築計画でできることをお話いただきました。
このへんのお話は、山田先生の著書「エアコンのいらない家」にも分かりやすくまとめられていますので、初学者も経験のある人も一読をお勧めします。
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後半は、建築家とのコラボレーションで生まれた家をユーモアを交え紹介いただきました。
最近は、施主から山田先生に直接設計の依頼があるそうで、今後のご活躍が益々楽しみです。
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半田先生は、まず外構でできることをしてから建物を工夫し、次に設備の順で考えることが大切だと言われていました。
庭の取り方で風通しや日の入り方も変わり、緑のつながりも変わる。
環境を考えることは、自分の家のことだけでなく周辺の環境も考えることだ、と言われたのが印象的でした。
その他、ご自身の事務所を改装しながら輻射冷房を試みていることなど、実践を伴った取り組みをご紹介いただきました。
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村田淳/村田淳建築研究室
by iezukuri-school | 2015-10-26 16:39 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第4回 「構法から考える」

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9月27日 日曜日。4回目の1年生の授業が始まりました。
講師は 諸角敬先生 と 山田憲明先生 です。

「構造」 とか 「計算」 という言葉を聞くと、逃げ出したくなる設計者の方もいらっしゃると思うのですが、
諸角先生は、構造の簡単なエッセンスを知ると、デザインの世界が拡がる。ということを、平易に平易に
説明してくださります。
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こんな、導入としての構造。という授業を 学生時代にしてくださる先生がいらしたら、僕は、私は、構造設計からデザインを攻めてみよう!と たくさんの人が 思ったのではないでしょうか。
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続きまして、山田先生のお話しです。意匠設計者が、たとえば、木造2階建ての2階部分。7m×7mの空間を無柱空間にして、ひとつの大きなワンルームにしたい。と。そうした時に、山田先生がどういう回答を出されるか。という事例をいくつも見せていただきます。 問題提起→一般的に解決する方法を提示→それではできないときにさぁ、どうする?→ 考え出して、調整して、現場に行って、おぉ~!無駄なく、美しい 構造!ただし、コストはかからないように、出来るだけ一般に流通している流通材で解決されている! わたくし、お話しをお聞きしているうちに、興奮して身を乗り出してしまいました。この2時間で自分がレベルアップした。という 不思議な錯覚に陥りました。
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授業のしめくくりは、ある、3Dで立ち上げたプランを、どうしたら 意匠的に美しく成り立たせられるか。そのための構造は、どうあるべきか。という両先生の即興セッションです。「できない。」とはおっしゃりません。どうしたらできるか。という快活なお話しが進みます。初の試みだったようですが、とても面白かったです。

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山田先生 「困難に、共に、真摯に、向き合ってくれる、明快なビジョンを持った意匠設計者の方と お仕事がしたいですね~。」 そのお言葉が、とても 印象的でした。

写真は村田淳先生から拝借させていただきました。


丸石隆行/tech to hook 丸石隆行一級建築士事務所
by iezukuri-school | 2015-09-28 21:04 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第7期 1年生 第3回「素材から考える」

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7月26日(日) 1年生第3回「素材から考える」の講義がありました。
講師は古川泰司先生。
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話しはシルクロードの旅行から始まります。
砂漠の中にある都市トルファン。
厳しい環境ゆえ使える素材が限られ、例えば木材はトルファンでは貴重ですから、扱い方が日本とは異なるそうです。
その他にも、施工性を考慮し規格化された日干し煉瓦の話しや、ニューヨークのキャストアイアンと石畳、ジョージナカシマのアトリエ、韓国の草屋とモデュール、日本の石材、木材などのお話しもありました。
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今では当たり前のように流通している建材ですが、ちょっと立ち止まってその素材に思いを巡らすことも必要ですね。
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その後、すまいと素材の話しから、木材の話しへと深く踏み込んでいきます。
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特に、木材の品質についての実践的な取り組みは、とても興味深い内容でした。
参考図書として紹介されていた古川先生の著書も、御一読されるといいと思います。

木の家に住みたくなったら。
http://www.amazon.co.jp/dp/4767812291



村田淳/村田淳建築研究室
by iezukuri-school | 2015-07-27 18:02 | 1年の授業風景 | Comments(0)


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