人気ブログランキング |

<   2011年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧

2年生第7回目『木材』見学会の報告

b0186729_1331886.jpg

12月10日(土)は、家づくり学校2年生第7回目『木材』の授業で秩父に行ってきました。

初めに案内頂いたのは、日本のキコリ100人にも選ばれている上林さん。
山の手入れ、日本の山のお話しを伺い、実際に木の伐採の現場を見せていただきました。
木が倒れる瞬間は、圧巻です。

樹齢40年程の杉の木を倒して頂きました。切り株は、みずみずしい。
b0186729_1334239.jpg

玉切りの様子。倒した木を4m毎に切り分けます。
製材の規格サイズが3.64mなので、この長さに切って市場に持ち込むのです。
簡単そうに見えるのですが、危険を伴う作業。名人芸だそうです。
b0186729_134137.jpg

上林さん曰く「木は捨てるところがない」とのこと。
伐採現場に行くと構造材に目が向けられがちですが、
枝や皮の部分なども使い道は沢山あるそうです。

キコリさんは山の恵みに感謝し、山を守っております。
車には、塩、酒、米を常備しているとか。
新しい場所の木を切る際は、四方祓をし、清めてから伐採に入るそうです。

続いて向かったのは『金子製材』。
金子さんからJAS認定の工場を案内して頂き、木材の品質のお話しを伺いました。
近年、木材が伐採されてから、家が完成するまでの時間が飛躍的に短くなっている。
これは林業機械やプレカットによるものですが、乾燥技術の発達が大きい。
b0186729_1352574.jpg

木材のグレーディングの説明をする金子さん。
木材は乾燥工程が重要。その工程の後、含水率、ヤング係数(強度)を調べて表示。
秩父の木材の特徴は、見た目以上に強度が強いことだそうです。
b0186729_1354996.jpg

続いて、飯能市にある『木楽里』に移動。
林業家の井上さんから西川材の生産、製材、流通、設計、施工にまつわるお話しを伺いました。
西川材とは、江戸時代「西の川から筏で送られてくる良質な木材」のことを言ったそうです。
b0186729_1361849.jpg

木楽里は、西川材の杉やヒノキを材料とした木製品を自分で作ることができる工房。
井上さんは林業と同時に、木育に励んでおられます。子供に対しても、大人に対しても。
子供たちに、家にある木を調べてくるように宿題を出すと、
割り箸しかないお宅もあるそうです。特にマンション住まいだと。
木だと思っていたフローリングや家具が全てプリント物であったりとか・・・。

木という素材に触れぬまま育っている子供も多いようです。
林業の活性化には、頭で理解するのではなく、
子供の頃から本物の木と触れ合うことから始めなければなりません。

木楽里の隣に建っている興味そそる建築。明治26年に建てられたそうです。
1階は貯蔵場、2階は住居、3階は養蚕として使われていたそうです。
3方張り出しの木造建築は珍しい。
b0186729_136505.jpg

輸入材に頼っている林業ですが、国産材の需要を望むばかりです。
(根來宏典)
by iezukuri-school | 2011-12-18 13:10 | 報告 | Comments(0)

3年生 第4回(前・後編)「納まりのデザインを考える」

11月6日、家づくりギャラリーで第4回前編の講義が行われました。
講師の諸角敬さんは、イタリアのマンジャロッティ事務所で駅舎やコップ、イスなどのデザイン経験をお持ちです。

b0186729_14261340.jpg

有名建築の設計にまつわるエピソードや時代背景、ミニクーパーの先進的設計や特急列車デザインの考え方まで幅広い事例を比較しながらの講義で、演習課題の開口部に限らずに納まりのデザインについて考察しました。

b0186729_14283637.jpg

今回の課題は実在する住宅の開口部を消した図面や資料から、各自が考えた開口とディテール、照明計画の提案です、また資料をもとに各自自由な発想で設計の修正や提案も行います。

                                                             12月4日     3年生最終回の講義が、諸角さんの自邸を見学しながら行われました。

b0186729_14543816.jpg

課題の実在する住宅は諸角邸でした、一度課題で考えてから実際の住宅や環境を観て肌で感じ取れた光や視界、雰囲気など・・・また様々な提案の講評は貴重な体験となりました。

b0186729_14332848.jpg

3年生では設計提案などの演習を3週間ほどで仕上げなければならないのですが、皆さんよくガンバって提案していました。講義の最後に泉校長から来期の4年生コースの説明があり、その日のうちに10名の進級申し込みを提出して頂きました。来期の4年生コースへの期待の大きさを感じます。

3年生担当:赤沼修
by iezukuri-school | 2011-12-08 15:07 | 報告 | Comments(0)


NPO法人・家づくりの会が運営する「家づくり学校」の専用ブログです


by iezukuri-school

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

外部リンク

検索

カテゴリ

全体
お知らせ
1年の授業風景
2年の授業風景
3年の授業風景
4年の授業風景
特別構造ゼミの授業風景
イベント
報告
未分類

以前の記事

2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
more...

最新のコメント

管理人iezukuri-..
by タウンライフアフィリエイト運営事務局 at 16:34
突然のご連絡失礼致します..
by タウンライフアフィリエイト運営事務局 at 13:55
第一期、第二期では、八戸..
by iezukuri-school at 17:00
寒い中現場公開に来ていた..
by 藤原昭夫 at 10:43
藤原さんには、新年早々、..
by 小疇友子 at 10:37

記事ランキング

ブログジャンル

スクール・セミナー
建築・プロダクト

画像一覧