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家づくり学校「日本建築学会教育賞」受賞パーティー

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7月26日(土)は、学士会館をお借りし、家づくり学校「日本建築学会教育賞」受賞パーティーを開催しました。

この賞は私達、家づくり学校の講師・運営側の力だけで頂いた訳ではなく、
家づくり学校に関係する全ての方々のお力もあって頂けたものです。
そういった方々をお招きし、楽しく一緒に喜びを分かち合うことが目的です。

お越しいただいた方々は、家づくり学校の生徒をはじめ、
工務店さん、職人さん、材料屋さん、お施主さん、建築家、大学の先生方、メディア、、、
本当に他分野に渡って、沢山の方々と楽しい時間を過ごしました。
この学校に携わっていることへの喜びを共有した次第です。

泉校長のスピーチの様子。話したいことは、山のようにあるようです(苦笑)
長くなってしまったのですが、みんな聞き入って、物足りないくらいの内容です。
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乾杯のご挨拶は、2年生の授業でお世話になっている石屋・深大の植松さん。
多くを語る方ではありませんが、一言一言に重みがあります。乾杯!
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途中には、卒業生代表からの挨拶も。
伊澤淳子さん、小野育代さん、丹羽修さん、福田隆一さんの4名。独立している若手建築家です。
この学校を契機に自信をつけ、運営主体である「家づくりの会」の仲間(入会)にもなりました。
彼らも緊張している感が、写真でも分かりますね(笑)
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最後は、全員で記念撮影。すごいスケールの学校になりました(喜)
受賞に関する詳しいお話は、コチラ≫
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最後になりますが、名司会の山本成一郎副校長をはじめ、
このパーティーを主導した家づくり学校運営メンバーにも感謝。
ここにUPしている写真は、全て仲間の杉浦充さん撮影によるものです。

根來宏典/根來宏典建築研究所
by iezukuri-school | 2014-07-29 13:39 | 報告 | Comments(0)

第6期2年生第3回目「栃木の石」

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7月19日(土)は、家づくり学校2年生の授業として『栃木の石』見学会に行ってきました。

栃木の石といえば『大谷石』と『芦野石』。それプラス『深岩石』について学んできました。
上の写真は大谷石の採掘場。
大谷石は、基本的には「地下掘り」なのですが、今回訪れたのは「露天掘り」。
かなり迫力があるのですが、写真だとそれが伝わらないのが残念です。

こちらは「芦野石」の採掘場。芦野石も「露天掘り」になります。
詳しいことは、石屋さんに聞いて、学ぶのが一番。
芦野石の採掘場は、最盛期には30社程あったのですが、現在は8社だそうです。
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こちらは「深岩石」の採掘場。
大谷石と見た目は似ているのですが、性質は異なります。
深岩石も「露天掘り」。ここ1社しか存在しない貴重な採掘場。
息子さんの継ぐ意思は固いようで、安心しました(喜)
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切り出し風景を見せてもらうことに。二人掛かりで、絶妙のコンビネーションです。
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石の採掘場だけでなく、その素材の建築的な使われ方も見てきました。
訪れたのは那須にある『二期倶楽部』。特に本館のオーベルジュは、見事な建築です。
床には『芦野石』、壁には『大谷石』がふんだんに使われております。
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内部も見学。石の厚みを活かしたコンセントや空調レタンの納まり意匠、
イサム・ノグチの照明との調和も美しい。
壁面の大谷石の表面に入っている斜めの筋は、
職人さんが一本一本、手で彫ったそうです。気の遠くなる作業ですね。
当時の職人さん達の熱意が伝わってき、今もなお、その魅力が際立っています。
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大谷石の集落も見学。こちらの集落では、どれ一つとして同じ大谷石の使われ方はしておりません。
住宅、蔵、塀など、、、どれも個性的で、趣深い魅力を発しております。
建造時期、表面加工の仕方、部位、産地の違いによって、
経年変化の違いを読み取ることができ、たいへん勉強になります。
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以上で、『栃木の石』の紹介は、お終い。
次の授業は9月20日『建具』の見学となります。
月1回の授業ですが、見学に行く方も、受け入れる方も、
暑さに参ってしまうので、夏休みとしております。

根來宏典/根來宏典建築研究所
by iezukuri-school | 2014-07-28 12:11 | 報告 | Comments(0)

第6期 1年生 第3回「構法から考える」

7月13日(日)は1年生3回目の講義でした。
今回のテーマは「構法から考える」。
講師は 前回に続き諸角敬先生と ゲスト講師として構造家の山田憲明先生をお招きしました。
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前半は諸角先生のお話し。
「住宅など小規模建築で考えられる構法」に始まり 「どの構法で計画するのか」そして「各構法の特徴」を
ご自身の作品や著名な建築を例にしてお話しいただきました。
諸角先生は 木造・鉄骨造・RC造のそれぞれの特徴を理解したうえで建築の表現に結びつけています。
表層でとらえず 本質で理解されているからこそ可能なのでしょうね。

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後半は山田先生の講義。
「日本の木構造技術を現代にどう生かすか」と題して
広範かつ詳細に 木の特性を生かした木構造の事例や要素技術をお話しいただきました。
小径木で空間を構成する考えの過程は大変興味深かったです。

おふたりがそれぞれの話しに加わる場面もあり お互いに話すことで内容に深みが生まれました。
設計においても大切なことですね。

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村田淳/村田淳建築研究室
by iezukuri-school | 2014-07-16 23:10 | 1年の授業風景 | Comments(0)

1年生 第2回 『素材から考える』

6月29日

1年生 第2回目の授業は、泉 幸甫先生と諸角 敬先生による『素材から考える』でした。


前半は泉幸甫先生の講義
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建築は、もともとはその地域の材料を用い、
その地域の職人の手によって作られていた・・・
それが、建材の工業化により大きく変化していく。

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現在の工業化された生産システムでは
もう作れなくなってしまった日本各地〜世界各地の事例を
泉先生ご自身の目で見た感想とともにご紹介いただきました。

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しかしながら建築はその時代の生産システムにのって
つくるしかないという現実もあり、
その中で何が出来るかずっと闘ってこられた泉先生のお話は
学生の皆さんの心を大きく奮わせました。

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後半は諸角敬先生の講義
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「プロダクトと建築」というテーマのもと
イタリアでの修行時代のお話を交えながら講義が始まりました。

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「手づくり」にこだわる泉先生とは対照的な
「新しい技術が素材の新しい可能性を広げる」という諸角先生のお話し。
大変刺激的な講義に皆が釘付けになっていました。

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どんな素材を使うか、どう組み合わせるのか

見た目のことや、風合い、手触りのことだけで判断してはいないだろうか・・・

私たちは「素材」のもっと先にある「生産の過程」、「生産のシステム」
にまで入り込まなくては正しい判断は出来ないのかも知れません。

素材に対するしっかりとした理念を持つこと。
そして諸角先生のお言葉をお借りすれば「素材の持つ潜在的な能力を引き出すこと」が
私たち設計者に求められていることなのです。

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講義が終わり外へ出ると雨が降ってきました。梅雨明けまであと少しですね。
6月ということもあり自由学園明日館では結婚式が行われていました。

さあ、懇親会へ!


(次回は諸角敬先生と山田憲明先生による『工法から考える』です。)


NLデザイン/丹羽 修
by iezukuri-school | 2014-07-09 11:34 | 1年の授業風景 | Comments(0)

3年生・リノベーション(前半)

日曜日は家づくり学校の3年生、クラフトサイエンスの安井先生が担当で、
テーマは「リノベーション」でした。
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昨年の2年生の授業で安井さんのリノベーション作品を見学させてもらっていて、
その素晴らしさは既に感じ取っています。
戸建て、マンションのリノベーション実例を紹介して頂きながら、
リノベーション時の心構えやテクニックなど、お話して頂きました。

最後に、次回の授業に向けての課題が出題されました。
家づくりの会・事務局のファサードデザインについて、です。
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皆で実測をして「親密な場所を作る」がテーマになっています。

終了後は居酒屋での懇親会へ。
病み上がりの私は、1次会で失礼しましたが、帰ったのは私だけ??
すいません、皆さん盛り上がったようで良かったです。

BUILTLOGIC・石黒隆康
by iezukuri-school | 2014-07-08 08:16 | 報告 | Comments(0)

第6期 2年生 第2回 「家具」

6月28日(土)は2年生の第2回「家具(鉄材・木材)」の授業がありました。
引率講師は、赤沼修先生と当方、杉浦充がスタッフ兼任で行わせていただきました。
東急多摩川線「矢口渡」駅に集合してスタートです。

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都内では貴重になりつつありましょうか、駅舎及びホーム上屋も木造です。
積まれた大谷石もいい味を醸しだしていました。

昔は必ずといっていいほど水飲み場がホーム内にありましたが、
今ではこれも失われつつありそうです。なんとここは陶器製でした。
また、その右側に続く木製の壁面一体型のベンチもホッとする情景ですね。


さて、はじめから脱線してしまいましたが、先ずは金属金物の製作を行う「大井工場」
さんへ徒歩で向かいます。
かの、イサム・ノグチの一連の作品であったり、アントニン・レーモンドや吉村順三など、
歴代の建築家の作品に代々関わってきたとても歴史のある会社です。

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明治24年の錺職を営まれていたご先祖様から数えて4代目にあたります
大井光太郎さんに、会社の歴史から過去に実際に製作した事例写真とともに、
各金属素材の特性やその物の造り方を、偉人らのエピソードも交えつつお話しいただきました。

当方も家具等を製作いただいておりますが、この会社をご紹介いただいた建築家の
宮原輝夫さんにも特別ゲストとして参加いただき、建築の金属部分であるサッシからコート
掛けに至るまで大井工場さんとのお仕事についてお話しいただきました。

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多くの加工機械がありますが、こちらは金属を曲げる機械です。
実際の仕組みを語っていただいています。

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大きなサッシや扉,手摺りから、小さなものはこんなものまでも…設計者のイメージを実現
するための具体的な方法にはマニュアルはありません。現在の機材や今までの経験に
技術が伴って、あらゆる方法を思考します。
ほんの一部しかお見せできませんが、美を追究するあまり、想像を絶するような工程や
時間をかけて造られたものまで多くの貴重なお話しをいただきました。
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次はバスで1号線を北上し、ミネルバ本社及び関連会社のエリアントへ向かいます。
何れも、ソファや椅子等の製作や修復に長けており、アルフレックスやカッシーナ等の
ライセンス生産なども行っている会社です。

先ずはエリアントにて副社長の宮本茂さんにレクチャーいただきます。

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クッション材には伝統的な椰子から現代のウレタン素材、そして金属のスプリングまで
用途に応じて様々な組み合わせが行われます。

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皆さん内部の構造に興味津々です。

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こちらはメンテナンス中の椅子ですが造形が目にとまりました。
金属フレームを用いることでデザインの可能性が広がりますが、この工場は木材の加工
専門ですので、金属部分の製作は、先の金属加工専門の工場とのタイアップによって一つの
ものが出来上がる訳です。

奧にはかのバルセロナチェアが内部のクッション下地が剥き出しにのまま置かれていました。
仕上げの皮の傷みが進み、新しいものに張り替えるとのこと。

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上階に上がりミシンが沢山並んだ部屋に移りました。先程のバルセロナチェアーの意匠
を忠実に再現するために合皮で試し縫いされたものが左手前に置かれています。
下段の写真は本物の皮革とリアル合成皮革(PVC)に実際に触れて違いを確かめている
ところです。見分けがつきましたでしょうか?


最後にミネルバ本社へ徒歩で移動します。
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代表者である宮本茂紀さんは「黄綬褒章」も受章していらっしゃる方です。

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とある良家に受け継がれる100年以上前に造られた椅子の修復について、
スライドを用いてエピソードを交えながらお話しいただきました。
卓上には実際に修復中の実物が置かれています。

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部屋の周囲には数々の著名建築家やデザイナーによる椅子が並び、
それらに座って講義を受けることに。
写真はそのなかの一つですが、こちらは今話題の女性建築家
ザハ・ハディッドのデザインによる椅子でした。


この場では各詳細内容はとても紹介しきれません。ご興味をお持ちの方は「家づくり学校」
を実際に体験してみてはいかがでしょうか?
実際の加工現場の体験は今後の設計やデザインにとても役に立つことでしょう。


そして、お決まりの懇親会へ。

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「家づくりの会」会員である建築家の吉原健一さんと協働されている恵美子さん(奥様)が、
最終会場から徒歩圏内ということもあって、ご自邸兼設計事務所を開放していただくことに
なりました。

狭小敷地ながらも数々の工夫により、開放的で魅力的な心地良い住まいを体感する機会に
恵まれました。
限られたスペースですがとても素敵な路地をもつアプローチですね。

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当方は半地下の妙に落ち着く事務所のテーブルにて、吉原ご夫妻の美味しい手づくりの料理と共に、
深夜まで居座ってしまいました。



充総合計画/杉浦 充
by iezukuri-school | 2014-07-01 15:21 | Comments(0)


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