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2年生第6回「左官」
家づくり学校6期二年生の第6回見学「左官」が11月22日(土)に行われました。
3連休の初日で、しかも暖かい一日となりました。
ほぼ屋外での授業でしたので、とても良い環境の中で一日を過ごせました。
場所は中野区東中野にある「富沢建材」で、左官のメッカと言われているほど、ここにはあらゆる種類の左官材料が揃えられています。また、全国からも有名な左官職人が多く集まって来ては勉強会なども行われている所です。

今回も富沢建材の富澤英一さんのご協力のもと、これからの左官業界をリードしていく若手左官職人の上遠野健吾さん、古川元章さん、清水友宏さん、大場慎吾さんから、実際の左官体験を行いながら、調合の仕方や塗り方について、とても丁寧な指導を頂きました。

左官は、土塗りと漆喰に大きく分けられ、それぞれ基本となる材料のもと調合し、水でこねていきます。土といっても白土、黄土、稲荷山黄土、本聚楽土、木節粘土、赤錆土や京錆土をはじめ数多くの種類があり、それらの特徴や他の材料との調合、コテの技術など、追求すればするほど奥深い世界が広がっています。
「左官」の世界でも工業化の波のもと、経済性や効率性が優先されるようになってきています。そして、既調合の製品を使うことも多くなっていますが、既存の枠組みに収まるだけでなく、独自の世界を築いていくことに左官の楽しさや可能性があるということです。
今回は「掻き落とし」と「漆喰」を実際に塗らせてもらいました。
尺角のパネルにネタをコテで押し広げていきますが、想像以上の難しさでした。


富沢建材には、全国の左官名人の手によるサンプルも多く展示されていますし、材料や道具も豊富に取り揃えています。自分で何かやってみようと思ったら、是非とも相談されてみてはいかがでしょうか?


皆さん、今回はお疲れ様でした。
次回の見学もよろしくお願いします。
(有)宮野人至建築設計事務所 宮野人至
3連休の初日で、しかも暖かい一日となりました。
ほぼ屋外での授業でしたので、とても良い環境の中で一日を過ごせました。
場所は中野区東中野にある「富沢建材」で、左官のメッカと言われているほど、ここにはあらゆる種類の左官材料が揃えられています。また、全国からも有名な左官職人が多く集まって来ては勉強会なども行われている所です。

今回も富沢建材の富澤英一さんのご協力のもと、これからの左官業界をリードしていく若手左官職人の上遠野健吾さん、古川元章さん、清水友宏さん、大場慎吾さんから、実際の左官体験を行いながら、調合の仕方や塗り方について、とても丁寧な指導を頂きました。

左官は、土塗りと漆喰に大きく分けられ、それぞれ基本となる材料のもと調合し、水でこねていきます。土といっても白土、黄土、稲荷山黄土、本聚楽土、木節粘土、赤錆土や京錆土をはじめ数多くの種類があり、それらの特徴や他の材料との調合、コテの技術など、追求すればするほど奥深い世界が広がっています。
「左官」の世界でも工業化の波のもと、経済性や効率性が優先されるようになってきています。そして、既調合の製品を使うことも多くなっていますが、既存の枠組みに収まるだけでなく、独自の世界を築いていくことに左官の楽しさや可能性があるということです。
今回は「掻き落とし」と「漆喰」を実際に塗らせてもらいました。
尺角のパネルにネタをコテで押し広げていきますが、想像以上の難しさでした。


富沢建材には、全国の左官名人の手によるサンプルも多く展示されていますし、材料や道具も豊富に取り揃えています。自分で何かやってみようと思ったら、是非とも相談されてみてはいかがでしょうか?


皆さん、今回はお疲れ様でした。
次回の見学もよろしくお願いします。
(有)宮野人至建築設計事務所 宮野人至
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by iezukuri-school
| 2014-11-25 13:26
|
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第6期 1年生 第6回「木から考える」
1年生コース第6回は、ゲストに筑波大学名誉教授の 安藤邦廣 先生をおまねきしての
特別講義になりました。

「大切なことは 木をはやし、まもること。」

板倉にみる壁構造の歴史的変遷についてお話しいただきました。


正倉院正倉
校倉はどうしてこのような三角の断面形状をしているのだろうか? 昔は甲倉と呼ばれ、鎧のような形状は大事なものを外敵から守るために生まれたという説。一方で、それは木取りに関係するものだったという説(下図)。これは納得です。 

倉の構法の変遷に話がうつります。 
安藤先生が研究してこられた日本各地の板倉をスライドでご紹介いただきました。 


巧みに組まれた民家の松梁
住宅の壁構造の変遷
寝殿造、書院造、数寄屋造、民家造・・・それぞれの時代では木材資源の状況が異なるため、「その時代の建築は、その時の里山の状況を映している」のだそうです。 木材が枯渇し、大きな材が入手しにくくなったり、ヒノキ・杉・松など里山で採れる材種の変化、また、製材技術の発達があり、そのことが建築のつくり方に大きく影響を及ぼしていきました。
ものの本質を理解していなければ、ものはつくれない。 私たちは日本人が培い、守り育ててきた自然、歴史、技術や知識をもういちど見直して 現在どういった建築をつくるべきか考え直す必要があると痛切に感じました。
授業後はいつものように懇親会へ。 安藤先生を囲んで、受講生の皆さんが熱心に質問を行うなど大変有意義な時間となりました。
次回は12/4は泉幸甫先生・川口通正先生・村田淳先生の「外構を考える」です。 楽しみな授業が続きます。
(写真:山本成一郎さん)
丹羽 修 / NLデザイン










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by iezukuri-school
| 2014-11-19 07:34
| 1年の授業風景
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3年生「屋根」の後半でした
日曜日は、家づくり学校の3年生「屋根」の後半授業でした。講師は徳井先生です。
前半は、徳井さんの本拠地・高崎でいろいろと見て廻りました。
前半の授業で出題された課題は「雨仕舞いで気になった所の原寸図を描いてみよう」というテーマです。
後半の授業では、受講生から事前に提出された図面を添削してもらい、
プロジェクターで見ながら解説とディスカッションを行いました。

みんな、いろいろと気になっているんですね。
それぞれの図面をみて、とても興味深かったです。
私たちが設計する住宅は、毎回毎回、いろんな条件や要望に沿って作っていくので、
いつもいつも、その条件に答えて行かなければならず、難しい仕事だな、、、とつくづく感じたのでした。
そして、その後、場所を移して懇親会へ向かったのでした。
懇親会レポートはコチラです。
BUILTLOGIC・石黒隆康
前半は、徳井さんの本拠地・高崎でいろいろと見て廻りました。
前半の授業で出題された課題は「雨仕舞いで気になった所の原寸図を描いてみよう」というテーマです。
後半の授業では、受講生から事前に提出された図面を添削してもらい、
プロジェクターで見ながら解説とディスカッションを行いました。

みんな、いろいろと気になっているんですね。
それぞれの図面をみて、とても興味深かったです。
私たちが設計する住宅は、毎回毎回、いろんな条件や要望に沿って作っていくので、
いつもいつも、その条件に答えて行かなければならず、難しい仕事だな、、、とつくづく感じたのでした。
そして、その後、場所を移して懇親会へ向かったのでした。
懇親会レポートはコチラです。
BUILTLOGIC・石黒隆康
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by iezukuri-school
| 2014-11-04 18:25
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