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2年生第7回「木材」

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12月20日(土)は、家づくり学校2年生の授業『木材』の勉強で新木場に行ってきました。

まず訪れたのは『高広木材』。取り扱っている木材は、レッドシダーです。
レッドシダーは、主にウッドデッキや外壁に使われる木材で、
雨に強く、腐りにくく、真夏の日差しにも強いのが特徴です。

敷地内の建物にもレッドシダーがふんだんに使われ、
傷みやすい部位、使用上の注意点、劣化の状況、色の変化、塗り替え時期、
目地や隙間、釘やビス、、、見どころ満載です。
ちなみに建物は、今回の引率講師・諸角敬さんの設計です。

倉庫内には、もちろん豊富なレッドシダーが保管されております。
レッドシダーというと、デッキや外壁といった板材ばかりと思っていたのですが、
こんな大きな断面のレッドシダーもあります。樹齢300年くらいだそうです。
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室内の展示室に入って、
見識の広い渡辺専務が国産木材との比較や違いを明解に説明してくれました。
同じ素材でも、木表と木裏の関係、ケズリ面とラフ(粗木)面との関係、
そのことによる塗料の浸透具合や、耐久性などの関係など。
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カナダや北米では、レッドシダーを農産物と同じように計画的に植樹・伐採し、
年間の生産量(成長量)に合わせて長期的に安定供給しているそうです。
木材の勉強というと、国産材ばかりに目が行きがちですが、
日本との、長きに渡る国策的な森林管理の違いのお話は、とても勉強になりました。
国産材と外産材のどちらが良い悪いではなく、広い視野をもって、
自分で判断できる知見の必要性を強く感じたのでした。

高広木材さんの計らいで、近くある「木材会館」を見学し、
続いて訪れたのは、同じく新木場にある『榎戸材木店』。
リノベーションしたばかりの素敵な店構えの材木店です。
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真新しいギャラリーの杉床に座って、榎戸社長のレクチャー。
創業約100年の材木店で、当初は輸入材の扱い店としてスタート。
1970年代にはツーバイフォーの販売を開始し、
こちらの建物もその当時ツーバイフォーで建てたものだそうです。
ちなみにこちらのリノベは、ここでの引率講師・古川泰司さんが手掛けたもの。
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ちなみに現社長のお歳は、なんと29歳。お若い。
先代(現会長)が3年前、現社長の意向を汲み、
主に千葉県産の山武杉を主とした国産材の販売に切り替えたそうです。
そしてさらに先進的なのは、全国に9台しかない低温乾燥機「愛工房」の導入。

見識豊富な会長に登場いただき、乾燥のレクチャーをして頂きました。
天然乾燥、中・高温乾燥(70~90℃)、ドライニングセット(120℃)、
低温乾燥(45℃)の違い、、、その時代背景。

ご自慢の低温乾燥機「愛工房」を拝見。低温なので、乾燥中でも内部に入れます。
木の香りが充満し、サウナの中に入っているような感覚です。
フローリングなどの板材だと、10日弱の乾燥時間なのだとか。
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倉庫には、千葉県産の山武杉が転がっています。
山武杉は黒っぽいのが特徴で、重厚感がありますね。
大黒柱として出荷を待つ見事な材もありました。
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低温乾燥、山武杉の勉強の後は、楽しいクラフト体験。
イラストを描き、パソコンに取り込み、レザーカッターで加工。
切断面の黒く焦げた感じが素敵なのです。
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素敵な空間で、楽しい時間を過ごしました。
山武杉、低温乾燥の勉強になったのはモチロンですが、
若社長の革新的なチャレンジ精神に強く共感した時間となりました。

次回1月は、今年度最後の授業『古建築』になります。

根來宏典建築研究所 根來宏典
by iezukuri-school | 2014-12-30 16:37 | 報告 | Comments(0)

3年生 「形態」 (特別授業)

12月21日(日)は家づくり学校3年生「形態」の特別授業でした。
講師は泉幸甫建築研究所の泉先生です。
普段は講義と課題出題の前半と、その講評会の後半との2回1組ですが、
今回はその中間に練習課題の講評会と講義を行いました。

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前回、出題された課題
「3間×6間の平面に50種類のあらゆる屋根を掛け、その妻側、母屋側の屋根立面
も表現する」を各自が発表し合い討論形式で授業が進められます。

十数人が50種類もの屋根を考えると様々な形態が現れます。
受講生一人一人の思考も様々です、平面や立面から考える人、立体で考える人、
論理的に展開する人、形からイメージを展開する人・・・
泉先生は受講生とそのプロセスを確認しながら可能性ある形態を探ります、
大切なのはその思考のプロセスを多く持ち、もっと冒険して可能性や美しさを
発見していく事だそうです。

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続いて、次回の課題のテーマ「中間領域」について
ホワイトボードを使って海外や国内の事例を上げ、面と線、素材の構成により、
内部空間と外部空間がどのように繋がっているのかを紐解きます、
さらに面と線で構成した中間領域を方眼用紙にアイソメで20種類書くお題が出され、
受講生、OB、スタッフも手を動かして思考します。

最後に「美しい中間領域を持つ3間×6間の喫茶店を設計する」
中間領域は3間×6間の内部、外部どちらに作ってもよい。
という宿題が出されました、次回の発表と授業が楽しみです。

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授業のあと、
現在4年生の山本スタジオに在籍する受講生の「結婚おめでとう会」に合流し
4年生や卒業生、在校生との交流を深めました。

次回「形態」授業1/18(日)は3年生の最終授業になります、
どうぞお楽しみに!

赤沼修/赤沼修設計事務所
by iezukuri-school | 2014-12-24 14:37 | 報告 | Comments(0)

第6期 1年生 第7回「外構を考える」


1年生コース第7回は、泉幸甫先生、川口通正先生、村田淳先生による
『外構を考える』の講義が行われました。

今回は3名の先生による盛りだくさんの贅沢な講義になりました。


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最初は川口通正先生の「外構の部位(部品)を考える」です。

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外構を計画する時には植栽以外にも、塀や門、メーターボックス、インターフォン、郵便ボックス、表札、電力の引き込み方法、照明、水栓など様々な部品を計画する必要があります。それらをきちんと設計することで、建物をより美しく見せることができるということを事例写真とともにご説明いただきました。

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建物が建った後に外壁などに貼られるシールやプレートを集めた写真。つい忘れがちな部分ですが、本当に細かい部分まで丁寧に設計しなくては美しい建物は作れないのです。





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続いて、村田淳先生の講義です。

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植栽の役割、緑を身近に感じる工夫、村田先生が実際に建物に植えている植栽の選び方の具体的な事例などをご紹介いただきました。

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屋上緑化は熱負荷の低減や、都市部など庭が狭くても立体的な外構を楽しめる効能がある一方で、通常の地面と違い様々な工夫をしておかなくてはならないというポイントをご説明いただきました。



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最後は泉幸甫先生の講義です。


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外構を考えるときは、建築をつくるときと同じように「空間」で考える。泉幸甫先生が実際に集合住宅で行った設計手法をご説明いただきました。

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・中間領域
・シークエンス
といった外構を考えるときの大切なキーワードについてご説明いただきました。


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植栽の覚え方、植木屋さんとの付き合い方など興味深いお話が続きます・・・・




講義の後は、いつものように懇親会へ!
学生にとっては授業では聞けなかった深い話を聞くことが出来る絶好のチャンスです。これも家づくり学校の良いところです。

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次回の授業は『生き残るためには』です。
いよいよ1年生最後の授業です。

(写真提供:山本成一郎さん)


丹羽 修 / NLデザイン







by iezukuri-school | 2014-12-24 08:26 | 1年の授業風景 | Comments(0)

3年生「形態」(前半)

12月07日(日)は家づくり学校3年生「形態」前半の授業でした。
講師は泉幸甫建築研究所の泉先生です。
普段は講義と課題出題の前半と、その講評会の後半との2回1組ですが今回は特別にもう一回12月21日(日)に講義を行います。

授業の狙いは「形を生み出す手法―平面から立体を生み出す手法」の会得です。
まず初めに、泉先生が旅してきた世界中の様々な建築の「屋根」のお話を中心に、スライドを見ながら、その国の文化や宗教、産業と建築の関係や中間領域、引戸の起源など様々な視点からその形態の意味を探っていきます。
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続いて、日本各地の民家や寺院から、アルヴァ・ア-ルトやフランク・ロイド・ライトなど巨匠の形態へのこだわりまで「良く観察して、なぜこうなったのかを考えないといけない」と問いかけます。
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泉先生から屋根の掛け方に関するクイズ形式の課題が出ました、持参した方眼用紙の屋根は単純なものから段々複雑な形になり様々な立体が浮かび上がります。
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最後に「3間×6間の平面に50種類のあらゆる屋根を掛け、その妻側、母屋側の屋根立面も表現する」という課題が出されました。次回の発表と授業が楽しみです。

授業のあとは、ビールとつまみを買い出し、泉先生と受講生の課外授業は夜遅くまで盛り上がるのでした。

赤沼修/赤沼修設計事務所
by iezukuri-school | 2014-12-09 16:23 | 報告 | Comments(0)


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