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第10期1年生 第1回「住宅とは」

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今年も家づくり学校が始まりました。第一回目「住宅とは」、講師は泉幸甫校長です。

建築の面白さ、住宅設計の面白さ、そして難しさ。建て主は十人十色、一つとして同じ答えがない、ということや、住宅設計者としての責任、我々は時代と共に生きているということ=常に勉強の連続であること、そして「ものづくり」について。広範囲に渡る内容でしたが、いい住宅をつくる背景や舞台裏を垣間見つつ、これからの講義への指針を学べたのではないでしょうか。


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今回は、フランク・ロイド・ライトが約100年前に設計した、目白にある自由学園明日館の教室でおこないました。講義後は、その空間を見学、初夏のライト建築をみんなで堪能しました。


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次回は6月24日(日)14:00~、「木から考える」講師は古川泰司先生です。


家づくり学校

家づくり学校ブログ


小野育代/小野育代建築設計事務所



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by iezukuri-school | 2018-05-30 09:42 | 1年の授業風景 | Comments(0)

第10期2年生 第1回「素材」

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5月19日(土)、家づくり学校2年生「素材」の授業がありました。


2年生は教室を飛び出し、素材の産地や職人さん達の技術を訪ねるカリキュラム。ですが、いきなり現場に行っても、何を見て良いものやら?何を質問して良いものやら?何のために行くのか?分からない(分かったつもりになっている)もの。


それでは時間もお金もモッタイナイですし、職人さんたちに対して失礼というもの。一回目の授業では「何故そのような場所に足を運ぶのか?」というガイダンスが教室で行われました。講師は、泉幸甫先生です。高度経済成長期、泉先生は、職人文化の衰退や、それに代わる工業化製品の台頭を目の当たりにし、それらと対峙してきた経験豊かな方です。


とはいえ、工業化ということを否定しているわけではありません。ただそれが商業化(利益追求)になると、これは健全な設計者としての立ち振る舞いが問われるわけですね。工業化の夢は何をもたらしたのか?から始まり、そのような時代において住宅における個別性をどのように生み出すか?まで。「職人的な世界感」と「機械・プレキャスト的な世界観」を二項対立的に捉えるのではなく、工業化の良い所は取り入れつつ、その狭間で生きる住宅設計者の未来に光を照らしてくれたように思います。


今年度は、植木、石(大谷石)、建具、左官、木材、瓦、板金といった産地や技術を探訪します。知らない世界を学ぶということは楽しいことなのですが、それを実践にどう結び付けるか?というビジョンが大切。そんな住宅設計者の在り方を考えさせられる授業でした。


新入生となる1年生の授業は、5月27日から始まります。定員までまだ空きがあるようです。入学希望者は、コチラ≫


根來宏典/根來宏典建築研究所


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by iezukuri-school | 2018-05-21 15:52 | 2年の授業風景 | Comments(0)

第10期3年生 第1回「住まいの平面計画」前期

家づくり学校第10期3年生の授業が先週末土曜日にスタートしました。

3年生は1つのテーマについて1回目(前期)では講義が行われた上で課題が提示され、2回目(後期)では課題の発表を行うという2回で1セットの講義となっています。

1つ目のテーマは「住まいの平面計画」、講師は半田雅俊設計事務所 半田雅俊先生です。

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まずは年表とともに住まいの変遷を平面計画を中心に見ていきました。社会変化、家族の在り方、暮らし方によって変化していったことがよく分かりました。
続いて海外の事例としてフランク・ロイド・ライトの設計した住宅の平面計画を見ながら、日本の住宅との違い、同じ年代のものが日本とどのように違っていたのか比較することができました。
最後に昭和以降の日本の住宅の変遷を辿るとともに、どんなところが良いのか、悪いのか、ディスカッションしながら授業は進められました。

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まとめとして、「自分が生きている時代の生活を理解する。新しい形を探すことが、建築家の仕事である。私たちは、新しい時代に生き生活しているのだから。」
というフランク・ロイド・ライトの言葉をご紹介頂きました。
今現在の暮らしをよく理解して住宅を設計するとともに、10年、20年先の暮らしも見据えた計画・提案をすることこそ設計者としての力量が求められる部分ではないだろうかとお話を頂いた上で、次回までの宿題である課題が説明されました。
現在、半田先生が設計を進めている土地に「自分が住みたい家」と題して、現在建てる案とその家の30年後の改修案の2案を提案する課題です。
今はまだ分からない未来ですが、どんな未来を想像しながらの計画になるのか、次回が楽しみです。

工藤夕佳/mokki設計室


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by iezukuri-school | 2018-05-14 20:32 | 3年の授業風景 | Comments(0)

第10期・4年生がスタートしました

昨日は「家づくり学校 第10期・4年生」がスタートしました。(私の役目は4年生の事務担当です)
家づくりの会の建築家に住宅設計を学ぶ1年間になります。結構贅沢なことだと思います。
今年は、以下、5名の先生の下、13名が受講しています。
課題の出題者は、半田雅俊設計事務所の半田雅俊さんです。

指定された敷地に集合し、周辺の状況などと併せてリサーチしました。
また、今回は隣に半田さんが20数年前に設計し、今回リフォームをされた住宅があり、
内部までゆっくり見学させて頂く事ができました。
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その後、市ヶ谷の家づくりの会事務局に場所を移し、今回の課題に対して議論をする時間となりました。
2時間近く時間を取って、課題の意図、設計にあたり考えて欲しいことなど、色々と整理が出来たような気がします。
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その後は、全員参加で懇親会を行い、ざっくばらんな意見交換の時間を過ごしました。

9月に中間発表を行い、来年2月に成果の最終発表会が行われます。
約1年間、頑張って下さい。

ここでは4年生の授業を紹介しましたが、
第10期の1年生は、5月27日(日)が第1回目の授業になります。
まだ申込みを受け付けていますので、住宅設計に興味のある皆さん、是非ご参加ください。
詳しくは、以下のHPを参照して下さい。

家づくり学校
家づくり学校ブログ


builtlogic・石黒隆康


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by iezukuri-school | 2018-05-14 10:22 | 4年の授業風景 | Comments(0)

特別構造ゼミ 第1回目

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第10期家づくり学校が始まりました。

10期という節目に当たり、今年は新たな取り組みにチャレンジしています。それが5月6日(日)に行われた『特別構造ゼミ』。本校のカリキュラムは、1年生は座学、2年生は素材や技術の探訪、3年生は幅広い知見を広げる演習、4年生はスタジオ制となっているのですが、構造設計に関する実務能力を培うためには、より専門的かつ時間を割く必要があるように思われたのです。学年やOBに関係なく受けることが出来る特別なゼミ。

体験的に構造を学ぶという主旨のもと、まずは泉校長よりその目的と課題を説明。本ゼミは全8回。概論(システム論)だけでなく、与えられた住宅の軸組を各自が考え、その軸組模型を作成し、それを基に実践的な指導を受ける内容です。

泉校長は「軸を組み立てる」という言葉を使われるのですが、この課題は意匠設計者の立場から考えたものであり「答えはひとつでない」と言います。その解決方法に多様な個性が生まれ、そこに構造設計の楽しさがあるのだと思いました。

このやっかいなゼミを引き受けて下さったのが山辺豊彦先生と馬場淳一先生(山辺構造設計事務所)。より実務的な構造設計を、山辺先生たちより、手取り足取りの個別指導を受けることができる贅沢さ。山辺先生も「こんな授業は初めて!」という挑戦的な内容なのです。
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大型連休中にもかかわらず、8回に渡る授業回数にもかかわらず、先生も受講生もその負担は大変なはずですが、山辺先生自身も毎回の授業が楽しみとのこと。

教科書は、もちろん『ヤマベの木構造』。木造住宅の構造設計バイブルにもなっている書籍ですね。これ一冊でわかる!という内容なのですが、やはり肉声だと頭への入り方が違います。もちろん肉声だけで知ったつもりになるのではなく、予習や復習といった意味でも教科書は必須です。書籍については、コチラ≫

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本ゼミにおいて、梁のサイズを導き出したり、鉛直・垂直荷重、建物の重心・剛心・偏心、構面計画、耐風対応、地盤との関係等々について理解を深めていくわけですが、実務設計における実力を高めるためには、こういった教科書を手元に置き、実務に則する中で、自身を磨き続ける必要があります。本ゼミはそのキッカケを掴む場であり、体験的に学ぶというのは、新たな自分を発見する機会になろうかと感じました。

大学等での授業や、建築士の試験で、誰しも構造の勉強をしている訳ですが、それらは実務に活かされていないように思われます。ちなみに私は力学の授業が苦手でした、、、それらは実空間との相関が見えない数式の羅列であったり、試験のための勉強という感覚があったため、興味の対象にならなかったのです(いい訳ですね)。

山辺先生は「力の流れを読む」という言葉を何度も使います。これが全ての基本とのこと。その意味を知った上だと苦手な力学のお話も、自然と頭に入ってくるのです。もちろん山辺先生の温和な話し方と、豊かな経験あってのことだと思いますが。

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新入生となる1年生の授業は、5月27日から始まります。定員までまだ空きがあるようです。入学希望者は、コチラ≫

根來宏典/根來宏典建築研究所

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by iezukuri-school | 2018-05-07 22:10 | 特別構造ゼミの授業風景 | Comments(0)


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