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スタジオ訪問・古川スタジオ編

4年生担当の石黒です。
目白駅からほど近く、古川スタジオを訪ねました。
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古川スタジオは、四国で遠足授業をしたり、いろいろと体験をしながら考えているようです。
この日はプランのチェックだったり、配置の思考だったり、、、、、。

成果としてまとめるまで、まだまだ険しい道が残っているようです、、、、。

BUILTLOGIC・石黒隆康





















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by iezukuri-school | 2018-11-23 18:16 | 4年の授業風景 | Comments(0)

10期2年生 第6回「木材」

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11月17日(土)家づくり学校2年生の6回目『木材』の授業がありました。行き先は神奈川県小田原市、引率講師は古川泰司先生になります。

木材を深く知るため、まずは山へと登ります。旧小田原藩の藩有林を受け継ぐ山。山主さんであり、林業家である辻村さんの声に耳を傾けます。下草が生い茂り、管理の行き届いた美しい山林。戦後に植えられた木は切り時ですし、樹齢300年クラスの大木まで植わっています。台風の影響で荒々しさ残るところもありますが、それが自然の姿であり、山を管理する上での自然と対峙する様相を垣間見ることができました。水の豊富さが、この山の特徴。水源となる湧水を見ることが出来、美味しい水を戴くことができるのです。こちらの山に植わっている樹々は、スギ対ヒノキが7対3。スギは水が豊富に必要なので水脈に近いところ、ヒノキは尾根側に植わっています。
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こちらは大正6年に作られた水力発電の遺構。水の豊富さを物語る痕跡です。ゴミを取り除く調整池。戦時に金属類は盗まれ、石組だけが残っています。その石組にはヒビが入っておらず、保存状態が良い。江戸時代の石垣を組む技術が、ここでも活かされているのだと思われます。
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次に訪れたのは『森林組合』の土場。辻村さんの山林のような山々から切り出された丸太が集まってくる場所であり、その丸太を製材所の方々が買い付けにくる場所であります。スギとヒノキの皮や葉っぱの違いの解説に耳を傾けます。基本的なことではありますが、机上で仕事している設計者にとっては新鮮なこと。スギとヒノキの違いを知らない人も多いので、念のため。
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午後から訪れたのは『大山材木店』の製材所。丸太を角材や板に加工するところ。大規模な製材所では最新設備が導入され、オートメーション化が進んでいますが、こちらは比較的に小さな規模で、町場の製材所といった感じです。丸太の製材には3人がかり。大規模な所、小規模な所、それぞれにメリット、デメリットがあります。そういったことを、大山さんの所で学べたように思います。今回は、特別に樹齢280年の丸太を目の前で挽いてくれることに。丸太の断面を見て、まず木取りを決めるのですが、教科書的にいうと、いかに合理的に丸太を分割するかということになります。
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しかし実際に挽いてみると、木の持つ一本一本の個性に気づきます。見事な柾目が出てきました。大山さん親子は、これは建具に使おうと話し合います。建具は反りやすく、人目に触れる部位ですので、こういう真っ直ぐで良質な柾目は希少価値が高いのです。流れ作業になると、一つ一つの素材の特性を見極めることができなくなりますね。目の前で繰り広げられる大山さん親子の生々しく、人間的、職人的な仕事風景を目の当たりにする機会に恵まれました。丸太の木取りはもちろんのこと、挽いてみないと分からない素材の特質を見極め、その使い道を相談しながら木を使える製材所として貴重な存在かと思います。
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続いて訪れたのは小田原の宮大工『芹澤棟梁』の作業場。ちなみに芹澤さんは、この4月~9月にかけて森美術館で開催されていた「建築の日本展」において『丹下健三自邸』の1/3スケールの再現模型を製作されたお方。素材のこと、道具のこと、技術のこと等をお聞きします。近年の一般住宅では、現場でカンナを使う大工さんの姿が見られなくなってきておりますね。既製品によるキット化住宅が主流ですので、、、棟梁の手によると、指一本でもカンナは引けます。その厚みは8ミクロンほど、サランラップよりも薄いのです。
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我々が認識しているカンナは、台カンナ(先の写真)と呼ばれ、室町時代中頃に中国より伝わったと考えられております。それ以前に日本で使われていた木を削る道具は、こちらの槍カンナ。棟梁曰く「台カンナが入って来て、槍カンナを使える大工がいなくなった」と。槍カンナの技術を披露してくれました。流れるような美しい動き、その雄姿は勇ましい。
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続いて訪れたのは、国の登録有形文化財『清閑亭』です。明治39年に建てられた黒田長成侯爵の別邸。平屋と2階建ての家屋が雁行して連なる数寄屋造り。晴れた日、2階からは真鶴半島、大島、相模湾、箱根山が一望できるロケーション。内部の板絵襖、欄間、網代天井、鏡天井といった優れた意匠を拝見することができました。
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天気に恵まれ、清々しい一日。散歩がてらに、小田原城内に位置する報徳二宮神社の大鳥居も見学。午前中拝見させてもらった辻村さんの山で切り出された樹齢280年の柱。昨年、88年ぶりに新たに建立されたそうです。

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最後に訪れたのは木の専門店『竹広林業』さん。一日かけて木材の川上から川下までを見学してきたのですが、まずは古川先生によるその流通と役目に関する講義。そして竹広林業の高木さんを中心に意見交換が進行。

今回の見学会には、小田原市役所の農林振興係の方々も協力下さいました。林業関係窓口は、県単位では持ち合わせているものの、一般的に市町村単位ではありません。そういった意味でも、小田原市の林業振興に対する意識の高さが伺えます。全体的な感想としては、川上から川下までの連携、官民一体となっての取り組みが好印象。首都圏近くに、こんな産地があることが嬉しく、また足を運びたく思います。

根來宏典/根來宏典建築研究所

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by iezukuri-school | 2018-11-22 14:31 | 2年の授業風景 | Comments(0)

第10期3年生 第6回「環境」(後期)

3年生の講義第6回目「環境」(後期)の講義も引き続き講師はsutudioA 諸角敬先生です。

まず、前回の講義で出された集合住宅の設計課題の発表が行われました。
講評会に泉校長も飛び入りで参加です。
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集合住宅の基本的な法規条件の下で住戸数・面積など同条件での設計にも関わらず、「街との関わり方」、「プライバシー」、「住民コミュニティの考え方」、「光や風の取り入れ方」など様々な工夫を凝らし「敷地・環境」の捉え方が8名の学生さんそれぞれ全く異なった視点での提案がされた事に驚きました。
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次に学生同士でそれぞれの提案に対して意見交換を行い理解を深め、最後に諸角先生がその敷地で実際に建てた集合住宅を通して環境を考えました。
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日頃集合住宅を設計している人にはもちろん、そうでない人にとっても、建物を外部環境から考える重要性と豊かな場所を作り出す可能性を知る良いきっかけになったのではないかと思います。

PLUSdesign/萱沼宏記

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by iezukuri-school | 2018-11-19 10:31 | 3年の授業風景 | Comments(0)

スタジオ訪問・泉スタジオ編

4年生の事務担当・石黒です。
先日、泉スタジオを訪問してきました。
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泉さんのスタジオは、前期は「計画論」、後期は「意匠論」ということで、この日は各々が模型を用意して臨んでいます。
自分がやりたい建築のお手本をじっくり研究して、それを自分の設計にも取り入れる。
その過程で、前期の「計画論」が破綻していないかチェックしながら、、、、という感じでしょうか?

3人それぞれで、見学している私も凄く刺激になりました。

この日はじっくり指導を受けた後で、チーズとバケットをいただきながらワインで乾杯。お洒落だわぁ(笑)

BUILTLOGIC・石黒隆康






















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by iezukuri-school | 2018-11-16 12:19 | 4年の授業風景 | Comments(0)

10期2年生 第5回「左官」

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10月20日(土)家づくり学校2年生の第5回目『左官』の授業がありました。

講師は家づくりの会の泉幸甫先生。この日の授業は午後からなのですが、泉先生が「午前中、10月1日にリニューアルした『とらや赤坂店』を皆で一緒に見学に行きませんか?」と。建築家・内藤廣さんの設計によるもので、その建物の中に左官の名匠・久住章さんが黒の磨きをやっているというのです。1階と3階の壁には新しい技法を用いた斑模様の黒磨き。2階の壁には伝統技法の黒磨き。伝統的といいながらも、かなり際どい技術にチャレンジしているのだそうです。
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午後からは東中野にある富沢建材さんに移っての授業。左官の指南役には若手のホープ・古川元章さんをお招き。左官の世界を体験するため『掻き落とし』という技法にチャレンジ。事前に「左官に混入する独創的な骨材を持ってきてもらいたい」とアナウンスしてありました。そういったものも骨材として混ぜていきます。貝殻、ドングリ、ビーズアクセサリー、ワッシャー、アルミ箔、紐、漂白剤、お茶っ葉、カレー粉、タンポポ、、、まだまだユニークなのがあるのですが、特許侵害になりそうなので公表するのは止めときます(笑)
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30㎝角のパネルに塗り込んできます。厚い骨材は左官の厚みの中に塗り込むのが難しいし、細かな骨材は左官の中に埋もれてしまいます。掻き落とした際に、各自が持参した骨材が上手く表れるかどうか、、、上の写真は掻き落とし作業の様子。基本はブラシで掻き落とすのですが、毛先の硬いもの、柔らかいもの、細いもの、太いもの。ブラシを一方方向に引く人もいれば、円を描くように掻き落とす人も。細かな骨材の場合は、水を吸わせたスポンジで丁寧に表面を叩きます。イメージ通りに行った人、行かない人、予想外に上手く行った人、、、笑いの絶えない時間でした。
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もう一つ『漆喰磨き』という技法にもチャレンジ!漆喰に顔料を混ぜて、鏝で磨き上げます。顔料はイタリアのメーカーが出している天然無機顔料。天然の黄土を焼成して色を調整した天然素材。ヨーロッパの歴史的な建築やフレスコ画の修復にも使われている顔料です。ポイントは顔料をよく混ぜること。そして薄く塗ること。後は何度も何度も鏝を走らせます。すると漆喰が輝いてきます。と簡単に言いますが、これが難しい、、、
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さてさて最後は品評会。みんなの「掻き落とし」と「漆喰磨き」を並べてみると壮観。それぞれに個性が表れ、華やかですね。左官の世界にすっかり魅了される一行でした。

根來宏典/根來宏典建築研究所

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by iezukuri-school | 2018-11-12 16:42 | 2年の授業風景 | Comments(0)

特別構造ゼミ 第6回目

11月4日、特別構造ゼミ第6回目の授業が行われました。
第5回までは軸組模型を作成しながら、加工の組み方・耐力壁と構面の考え方、部材断面の検討と構造計画の考え方を流れを追いながら、まずは自分で考えてみることに挑戦しながら、各自の案に対して指導して頂きました。
第6回からは構造計画を進める上での抑えるべきポイントを順を追って講義して頂くことになりました。
日本が如何に地震が多い国か理解した上で、今までの地震時にどういう被害が出たのか、地震に耐え得る建物とするためにどのように建築基準法が変わってきたのか、地盤の違いによる建物への影響等々について解説して頂きました。
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現在は住宅でも地盤調査は必須で行いますが、調査会社からの調査結果を鵜呑みにせず、意匠設計者も試験データを読み取る力を身に着けることはとても重要です。ということで、試験データの読み取り方の演習問題に取り組みました。各自考えているところを馬場先生と櫻井先生に回って頂きながら個別指導もして頂きました。地盤調査結果は敷地によって様々でケースバイケースのことが多いですが、受講生からの質問も含めて様々なケースにおいての考え方も解説して頂きました。
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木造住宅でも基礎は鉄筋コンクリート造ですし、更にその構造物を支える地盤のことも十分に理解し考えなくてはいけません。地盤調査会社や構造設計者に任せてしまいがちな部分ではありますが、意匠設計者も理解しておくに越したことはありません。山辺先生の分かりやすい解説の下でヤマベの木構造を読むと理解度が上がります。自分の思い描く空間造りのための構造理解の道は更に続きます。

工藤夕佳/mokki設計室



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by iezukuri-school | 2018-11-06 23:59 | 特別構造ゼミの授業風景 | Comments(0)

第10期 1年生 第5回「構法から考える」

第5回は「構法から考える」諸角敬先生、山田憲明先生でした。
前半は座学。諸角先生は木造という伝統的な構法に新しい技術が加わり多様な可能性があることをお話し、構造設計の専門家とチームを組むことでより一層の可能性が膨らむことを実例を交えて解説されました。山田先生は、構造とはひとえに「広く、開放的」にすることであるということを豊富な実例を交えて解説されました。
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後半はパスタブリッジコンテスト。長さ25センチ、太さ1.8ミリのパスタを使って長さ30センチの橋梁を作り、荷重を掛けてその強度を競うというユニークなコンテストを行いました。
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by iezukuri-school | 2018-11-05 20:29 | 1年の授業風景 | Comments(0)


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